第43話 スイート・エリア

オセンチな状態の私は友達と別れて、
少し昔遊んでいた場所を歩いて巡りました。

空からは小さな雨が降リ始めた。
折り畳み傘はあるけど、
別にさす気にはならなかった。

子供は少しの雨なんてへっちゃらだ。
むしろさす方が嫌いだ。
理由はないけどね。

黄色の傘を溝に差して遊んでいて、
流してしまったあの日の事を思い出す。
ほんとにドキドキしてドキドキしてドキドキして、
親に報告したっけ。

あの溝を通過した。

模様がユウレイの顔に見えて以来、
ずっと飛び越えて通過したマンホール。
昨日見た心霊現象特集のせいだ。

あのマンホールを踏んだ。

父親と日曜日の恒例散歩。
一緒にイモリを探したあのドブ。
今もイモリはいるのかな。

タモリは健在だけどね（笑）

犬が嫌いだったのに、犬に好かれて大変だった。
走って逃げたら、走って追いかけてきた。
追い詰められてどうしようもなくなり、
被っていたジャイアンツの帽子を囮として投げたっけ。
その隙に走って逃げたけど追いつかれ（泣）、
道行くおばあさんに助けを求めたっけ。
家に帰って親に報告。（ドキドキドキドキ）
一緒に探しに行ったけど、結局見つからなかった帽子。

きっと、ジャイアンツファンの犬が今も被ってる。

そんな思い出が散らばっているエリアはそんなに広くない。
今全力疾走すれば、端から端まで15分もかからないんじゃないかな。
そんなスイート・エリアが私のルーツです。
そんな我が故郷はいつまで経っても、私のスイート・エリアです。

大塚愛の「Always Together」が流れてきた。
今の私は最初のやさしいフレーズで泣きそうでした。

♪消えない思い出と笑顔はいつだって見守っているよ～　　　　　おしまい

第42話 スイート・ペイン

今日は小学校の時からの友達と近況報告を行い合いました。
昨日実家に帰る電車の中で出くわしたのです！
その友達の後ろにずっと立っていたのに気付かなかった・・・。

電車を降りる瞬間に互いを認識し合いました。
明日ちょっと話そうや、
という事でした。

お酒はあまり好きじゃないので、飲み会ではなくただ話しました。
歩きながら。
歩きながらだと頭の回転が良くなり、
いろんな事が口から溢れ出してきました。

小学校、中学校の事。
遊んだ場所やゲームの話。
他のみんなは今何処でなにしているのかという話。
あんな事件に、こんな出来事。

どこで、何しても笑っていた気がする頃の話。
悲しい、寂しい事は何も無かった気がする頃の話。
もう、通過してしまった頃の話。

楽しかったです。
でも、なんて言えばいいのかなぁ～。
単に甘いだけじゃなく、後味が少しザラつくっていうのかな？
一般的な表現方法で言えば、
「むねが疼く」
という感じですね。

この感覚はね～、どうしようもないね。
そう、
「どうしようもない感じ」
という表現がぴったりくるね、私的に。

食べ物で例えると、
○あわだま　
　　　　　駄菓子やで売っていた10円アメですね。
　　　　　当りが付いているやつ。
　　　　　口で転がしていると、甘いんですけれど舌に刺激があるアメ。
　　　　　消えた後でも舌の上にピリピリした感覚を残すアメ。

音楽で例えると、
○鬼塚ちひろ
　　　　　　「どうしようもない感」が身体を包む声と歌。

センチメンタルな気持ちを楽しんでいる九州男児でした。
　　　　　

3月11日 お題「おやすみ」

万年花粉症（ハウスダスト性アレルギー性鼻炎）の、
九州男児です。
朝起きて最初にする事は鼻水を2回かむことです。
（あれっ？表現おかしいかな？）

ELKさんありがとうございました。
抽象的なモヤモヤしたものが出てきましたね☆
「言葉」ですね。

「おやじ」だったとしたなら、
○狩られるもの
○バーコード
○やさしい
ぐらいかな。

今日は久しぶりに実家にいます。
大学院から電車で一時間半ぐらいと近いのですが、
三ヶ月に一回程度しか帰っていません。

長旅で心配していたようなので、帰りました。
やっぱし、
自分の根源（ルーツ）はこの地域と家と家族にある事が、
感じられます。（文章で表し難いけど・・・）

今日は都会（笑）の博多に旧友と近況報告し合いに出かけます。
その折にも「おやすみ」についてのアンテナを張り、
受信を試みていくので後で書き込みします☆

「おやすみ」の旅に出かけて参ります。
今日も空に舞う多量の花粉のような直感から、
それに反応し、
涙や鼻汁のような形に残る気づきがありますように☆

みなさん、今日も雲の上はいい天気です！

「おやすみ」

①やさしい
②青年期
③ぬいぐるみ

①は本能ですかね？
発音してみると落ち着きます。
言われても、言ってもやさしい気持ちになります。

②は「おやすみなさい」の「なさい」を削っているから。
「お」まで削ったら反抗期ですかね。
ELKさんのお子さんはこれから反抗期ですよ！
間違いない！！

③は私が多くのぬいぐるみを枕元に配備して眠っていたからです。
両親に「おやすみ」と告げて、階段をのぼり布団に入る。
いつものぬいぐるみ達が今日も私の帰りを待っている。

こんな感じです。
しかし、良い言葉ですね。
この言葉は。
惜しげも無く使っていきたいですね！

みなさんは何を感じますか？