変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

一期一会つづきその3

2008-05-25 08:26:17 | Weblog
城郭、お城。
日本全国の市町村にある。
知らない土地を訪ねると目に付くのでいってみたくなる場所だ。

私もここ最近ではあるが、にわかに興味をもってきた。

日本100名城。

この殆どのお城は、明治政府の廃城令や第二次世界大戦などによって城郭がうしなわれたものらしい。失われた城郭を復元、復興、模擬天守として再現させているというのだ。

そのうちの12のお城が、築城された江戸時代以前の当時のまま現存している。それを「現存12天守」という。

現存12天守の「通行手形」なるスタンプ帳を手にいれたので、それを頼りにして、スタンプ集めをしている。

今回の旅行でも、2つ、そのスタンプをゲット!できた。今、それを見て、ニヤニヤとしているところだ。

そのひとつ、「備中松山城」日本100名城68番

岡山県高梁(たかはし)市にある。
日本一高いお城だ。

道のりは、難関だった。市内から、細い道路をくねくねと上り続ける。ほんとにお城があるのなんて思いつつ、ナビが指し示すのでいくしかない。20分近くたって、駐車場に車が数台停まっている。県外ナンバーばかりだ。
「ようこそ日本一高い城」とある。

車を降りて、しばらく行くと「ここからはたのしんでください」と看板がある。
えーっ、嫌な予感。
急な坂道を行くと高い石段がみえてくる。
うわぁーっ、たいへん。
平日にもかかわらず、次々と降りてくる人がいる。挨拶代わりに、「まだまだ頑張ってください」といわれる。途中、座り込む人がいて、声を掛けられた。「こんなところ初めてですよね」「ええ!そうです。」「たいへん!こんなところと思わなかったでしょう」「ええ。」

汗ばむ身体を感じながら、高くて不規則な石段を登り続けること20分、見上げると城郭が見えてきた。「ああ!見えた!」

標高480m「こんな高いところのお城、焼かれなくて残るはず」とはいうものの、当時の戦いは多くて大変だったようだ。

お目当てのスタンプを受付でもらって、城郭の中で登城記念のスタンプも押す。登る途中のすれ違った男性のひとりが、大事そうにスクラップ帳を抱えてたけど、あれは、私と同じ「仲間」の臭いがした。(笑)