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50歳の新米パパ

老父は『いつもの家庭』を欲しているのだろうな

今日は、今年初めて、ママと子供たちと一緒に父の家に
遊びに行きました。

冬になると雪がたくさん降る父の住み地域では
除雪をしないと駐車できません
私たち家族が遊びにいくために、わざわざ人を頼んで除雪を
するのは、お金もかかるし大変です

なので、正月も、1月も私たち家族で父にところに
行くことを控えていました


以外にも子供たちが、『おじいちゃんの家に行きたい』と
いうので、雪もひと段落したのを見計らっていくことにしました

久しぶりに孫とあったのですが、父は私が毎週私が買い出し
に付き合いにく時と同じように、ずーっと私に話続けます
買ってきた寿司を食べながら2時間、昔の家のこと、先祖代々の
話、何度も聞いたような話を延々としゃべり続けます


母が一緒にいる時は、孫と遊んだりする時間もあったのですが
最近は、ずっとこんな感じ

一人ぐらしで、普段何気ない会話をすることが無くて寂しい
とこぼしているので、だれかとしゃべりたいんだろうなと
思うのですが、ひょっとして、ちょっと違うのかのな
とも感じるようになってきました


以前、カレーを食べたいというので、私の自宅でカレーを
作って鍋ごと持っていったことがあるのですが、
どうやら父の家でカレーを作って欲しかったようで
少しがっかりしたようでした

今日も、ママが遅れて一人できたのですが、ママが挨拶を
しても、そっけない父
『来ても何もしないからな』とママが登場する直前に
ボソッとひとこと


たしかに、ママが父の家にきても、台所にたって
食事の準備をするでもなく、何気ない気配りができるでもなく、
父が頭に思い描く、いわゆる『働き者で気の付くできた嫁』とは程遠い存在

以前から、『あれはダメだ、どうかしてる』と
孫の前でも平気でも文句を言うので、
『子供の前で、(子供の母親の)悪口を言うな』と私と口論になることもしばしば

もっとも、今日も『お寿司食べたいから、ママも行く』
子供の前で平気で言うようなママなので、あれこれ父に言われても
致し方ないとは思うのですが・・・・


思うに、父は、
台所で湯気がたって誰かが食事の用意をしている音や気配
小さい孫が家中を大騒ぎしながら駆け回り
息子に、先祖代々の家のことや、自分の健康のこと、
仕事のことや、田畑のことなど、他愛のないことの話をする
自分が若いころ、そうであった『いつもの家庭』
欲しているのだろうな


なので、息子にずーっと、この家の歴史を話す、
父の考える『家庭的な嫁』ではないママを貶す
カレーを食べたい、というのではないかな・・・と

『今がみじめだとつくずく思う』『早くお迎えが来てほしい』
いつわざる父の本音なんだろうな

私も、子供たちが巣立った時、いまの賑やかな毎日を
懐かしんで、どうしようもない孤独を感じるんだろうな
と、思う父の家からの帰路でした


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