見出し画像

50歳の新米パパ

兄の帰省

コロナもひと段落

母の特養も、面会が可能に
コロナもあって、両親が倒れてから一度も帰ってきていない兄も
母に会いたいと、5年ぶり?の帰省
 

事前に予約をして、母に面会に行く
私と父も、1年半ぶりの母との面会

認知症が進んでいる母なので、ひょっとして私と父も
すぐにはわからないかもと、思いながら母に会いに行く


母は、以前にも増して朗らかで、元気そうに見える


相変わらず朗らかで、特養の職員の方にも人気らしい
昔を懐かしむだけの父とは違い、『今を生きてる』母は、毎日が楽しいようだ


特養の職員の方が言うには、昼間はほぼ部屋におらず
他の入所者の方と楽しそうに話し込んでいるらしい
母は、『今を生きている』のだなと改めて思った

しばらく会っていなくても、文句のひとつも言わない母
でもよく見ると、目尻にうっすら涙が・・・


久しぶりの面会を楽しむ母
ところが、兄を認識できない・・・・

兄が声をかけても誰だかわからない
自分に男の子が2人いることは理解している
目の前にいるのが、長男だと認識できない

兄が自分の子供(母にとっての孫)を話をすると
喜んで聞くが、そのうち目の前の男性が
自分の子供なのか孫なのかわからなくなり
「結婚はしたのか?」と何度も繰り返し聞く母


なんせ5年ぶり、それまでも毎年顔を見せるでもなかった兄
父や私とは、普通に会話するので、兄が可哀想にみえてくる

事前に、認知症が進んでいると説明してはいたが
いざ、自分だけ認識されないという現実に、
兄もちょっと落ち込んでいたよう


母が施設に入るのを嫌がっていた頃、いっそのこと
認知症が進んで、私のことも忘れてくれれば楽なのに
とも思うこともあったけど・・・・・

やはり、忘れられるのは、悲しいのかな


会えば、いつものように笑ってくれる母
私の心ある罪悪感が、会いに行くのを億劫にさせています

あれこれ考えても仕方がないと思いつつ、特養を後にするのでした




名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最近の「介護」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事