暑い日が続き、つい外出が億劫になり、家で映画やクラシック音楽番組の録画などを観て過ごしがちになるので、今日は都心に出かけることにした。
かといって、外歩きはなるべく少なくしたいので、場所は美術館や映画館などが涼しくて一番良いが、今日は久しぶりに高円寺のネルケンに行ってみようと思った。
駅南口を出て歩いて10分もかからないところにある。駅からのアーケード街をしばらく歩き、途中でちょっと右に外れた人通りが少ないところにある、というのがまた良い。外観は木が絡まる緑がきれいな屋敷で、それだけでも風情がある。
入ってみると、先客は1人だけ。4人がけのテーブル席に腰かけ、マダムが持ってきくれたメニューから、アイスコーヒーとビスケットを注文した。910円。
店内は4人がけのテーブル席がメインで、狭そうだが結構テーブルがある。各テーブルには花が飾ってある。また、壁には絵画がいっぱいかけてある。そして、入口近くには立った女性の裸体像がある。この店のシンボル的なもので、喫茶店紹介の雑誌や本に出るときは必ずこの裸体像が紹介されている。
この店は、渋谷のライオンや吉祥寺のバロックのような、座席がほぼ全部スピーカーの方を向いているという配置にはなっていない。また、会話は禁止とか小声で、とかの張り紙も無い(と思う)。普通の喫茶店だが、静かに音楽を聴きながらくつろぐ店だ。客の方もその点はわきまえているようだ。
スピーカーは正面奥のカウンターの上に配置されているようだ。ステレオやレコードなどがどこにあるのかは座席からは見えないのでわからない。音量は少し大きめに設定されているが、うるさいというほどではない。
今日は、私が入店した後、何人かの客が入ってきた。それなりに知られているのだろう。クラシック音楽ファンとしては定期的に訪れたいと思っている。
ご馳走様でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます