東京春音楽祭「ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)シューベルトの世界 III N響メンバーとともに」を鑑賞した、場所は東京文化会館小ホール、18時開演、19時半終演、7,500円、座席は満席だった
この日の座席はM列、正面に向かって中央やや左側、ブッフビンダーの手が見える位置だった、前から数えてちょうど10列目くらいで鑑賞にちょうどいい席かと思われる
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出演
ピアノ:ルドルフ・ブッフビンダー
ヴァイオリン:堀 正文
ヴィオラ:佐々木 亮
チェロ:藤森亮一
コントラバス:市川雅典
曲目
シューベルト:
ピアノ三重奏曲 変ロ長調 D28
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 D897 《ノットゥルノ》
ピアノ五重奏曲 イ長調 D667 《ます》
[ アンコール ]
シューベルト:ピアノ五重奏曲 D667 《ます》より第3楽章
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鑑賞した感想
- 最初の2曲はトリオでそれぞれ10分か15分くらいの小曲だったが、非常にいい曲だと思った、昨年末に聴きに行った「佐藤卓史シューベルトツィクルス~ピアノ曲全曲演奏会~ 第21回「ピアノ・トリオI」でも同じ曲が選曲されていたのでシューベルトの三重奏曲では定番の曲なのでしょう、最後の「ます」もよかった
- 今夜の演奏を聴いてみてヴァイオリンやヴィオラなどの弦楽器の演奏が実に上手いと感じた、それぞれの自己主張が強くなく、音色がソフトかつ上品で、楽器相互の音がぶつかり合うのではなくブレンドされている雰囲気が出ていた
- これは、ヴァイオリンの堀氏、チェロの藤森氏、ヴィオラの佐々木氏らのベテラン勢の腕前のせいか、この日の座席の位置が良かったのか、この日の演目がそのような感じの曲だったからか分からないが、そのいずれも該当するのでしょう、そういう意味では大変良い演奏を聴けたと思った
- ただ、ブッフビンダーのピアノは若干自己主張が強いと感じた、そうなるのは弦楽器の後方に位置し、目線も一人だけ横を見る形になることも影響しているのかもしれないと思ったが、これは素人にはわからないし、自己主張が強いという感覚も聴く人によって「そんなことはない」と言う人もいるでしょう
春の夜に良い演奏が聴けた
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さて、この日は公演前に御徒町駅前の「肉めし岡もと」で肉めし定食979円を食べた、味付けが濃くてなかなか美味かった