Sleepless Sheep

眠れぬ夜を闊歩する・・とりとめ無き戯れの記憶・・・

れっすん いつ~つぅ

2005年02月09日 14時28分31秒 | 言の葉の表裏

・・・廻る寿司家にて・・・


後進 「先生・・・廻る寿司家に来てまで安い皿ばかり頼むのはやめて戴けませぬか・・?」




先達・表 「何を恥かしがって居るのだ・・・いいからたんと食え・・・」


先達・裏 「てめぇら旗本の小倅には土台わからねぇ話よ・・・」






トマトとイカの豚バラ煮込み

2005年02月08日 17時20分19秒 | 食ひ改めよ・・貪欲なる儘に・・・

豚バラのブロックを適当な大きさにに切ったら塩コショウをして 両面をこんがりきつね色になるまで焼く  そこへホールトマトと粗引きソーセージを投入  鶏がらスープ・オレガノ・醤油少々(隠し味)で薄めに味をつけ ことこと煮込んでいく  トマトが煮崩れてきたところへイカを入れ 火が通ったところで 塩コショウで味を調えたら出来上がり 好みでこんがり焼いたマフィンなど添えてがっつり戴く
 
 

れっすん よ~っつ

2005年02月08日 08時33分49秒 | 言の葉の表裏

・・・朝稽古を終えて・・・





後進 「先生・・・先生は何時でも大らかな笑みを浮かべられていて・・なにかとても幸せそうで・・私などには羨ましい限りですよ・・・」





先達・表 「ははは・・・そうだろう・・この世に生を受けて以来悩みなどというものとは無縁の暮らしだからな・・・」



先達・裏 「お前のかに味噌も随分と湧いてきよったな・・・お前らに見せる貌など・・数ある貌のうちのほんのひとつに過ぎぬ・・・」





れっすん み~っつ

2005年02月08日 07時05分12秒 | 言の葉の表裏


・・・夕餉を終えて・・・


後進 「先生・・・先生は御腰の低さ故か・・随分と往来で不埒な輩に絡まれるようですが 今度   背中に ”要注意人物!” と張り紙をして歩かれては如何でせう?」



先達・表 「お主・・面白いことを言う・・よし今度一度試してみよう・・・」


先達・裏 「た~こっっ! あほぬかせ・・・今度は御公儀に付け狙われるわ・・・」








れっすん ふた~つ

2005年02月08日 05時44分35秒 | 言の葉の表裏



・・・昼餉を終えて・・・



後進  「先生・・・先生も巷でこのところ流行の携帯飛脚など御持ちになられては・・・?」


先達・表 「いやいや・・・ワシのような年寄りには・・あの手のものは手におえんよ・・・」


先達・裏 「馬鹿も休み休み申せ・・・何処に居ようと所在を突き止められるなど・・・
      考えただけでも反吐がでるわ・・・」










線香花火

2005年02月07日 00時29分20秒 | peppermint lagoon
灯りを消して 部屋の中でともす
季節はずれの線香花火

たよりない灯火の中に
精一杯の微笑をたたえた君がいた

白い息と
温かいミルクティーと
使い古した電気ポット
ただそれだけの部屋だった

ここで君と花火をしなくなるまで
この6畳のワンルームが
こんな殺風景な部屋だと気付くことはなく
思い出したように
紅茶のティーパックに手を伸ばせば
ささくれのある中指の先には
小さく「保温」と明かりがついている


暗闇に護られていた静けさの中で
ひとくちコンロに煽られた
ステンレス製の無機質なやかんが
鼓膜に針を刺すような悲鳴を上げている




やかんのような恋はできても
電気ポットのような愛は知らない


趣味の悪いポットのくせに
いつまでたってもお湯が冷めない




君が封を切った最後の線香花火に
今夜 灯をともす




Blue

2005年02月06日 02時16分18秒 | peppermint lagoon

Contact lens ひとつ外して夢をみたら
昨日の君がぼやけていた
西風に髪をまかせ 波打ち際を歩く君が
不透明な夜に消える

麦藁帽子に閉じ込められた夏はその色を失い
置き忘れられた砂時計に 通り過ぎた季節を尋ねた


Blue marine blue
明日咲く花の香り
Blue marine blue
そっと抱きしめてかえす


Sapphireの夏を忘れたくないと
君は流す涙に呪文をかける
錨を持たぬ船は紅の海に迷い
藍の光を放つ灯台に幾つもの夜を投げた


Blue marine blue
明日咲く花の香り
Blue marine blue
そっと抱きしめてかえす



御詫び並びに経過報告

2005年02月06日 01時10分38秒 | 御報せ

先日の突然の放浪宣言により・・各所に波紋を呼んでしまい・・・大変お騒がせをしております
皆様には大変御心配をおかけしてしまったようで誠に申し訳ありません
とりあえずは長期放浪を回避し、ぷち放浪を鏤めるといった容に軌道修正中であります・・・

ただ何人たりとも各々が持つ自由というコワレモノを侵すことは許されないことに変わりはなく
明日の予定など風に訊いて貰う他に術はないこともまた同様であります




                               洞窟の住人 スナドリネコ




豚蟹合戦 (ロックンロールヴァージョン) ~♪帆立をなめるなよ♪~

2005年02月04日 02時37分16秒 | 食ひ改めよ・・貪欲なる儘に・・・



まず干し貝柱を一昼夜かけてもどしておく  その戻し汁に鶏がらスープを合わせ 追い鰹つゆ・酒・醤油・塩コショウで味を調える  そこへ豚バラ・木耳・蟹蒲鉾・竹輪・竹の子の水煮などを入れて炊き上げる  その間にコンソメスープにふえる若布を入れて沸騰させたら溶き卵をまんべんなくかけ回し 蓋をして少々むらしておく  炊き込みご飯が炊けたら 若布の玉子とじスープと香の物など添えてがっつり戴く




  

初雪や 小さな紅葉  手のひらに

2005年02月03日 12時26分30秒 | sleepless sheep


 
初雪と共に 天使が舞い降りた

この小さな手が かじかむことなきよう

我が身を捧げる


  
                        天より宝物を授かった友に捧ぐ