子育て・私流

子供を三人育て、孫も五人になった。
男親の私がどのように考え、子供や孫に接してきたかを書く。

現金間違いの防止 1

2007年10月03日 | 職場に於ける私の工夫 1
最近のニユースでは、政治絡みとなっている、大手官庁の「現金着服・詐取」事件が、ここの所毎日の様にTVや新聞に出てきます。

当然に「現金の着服や詐取」は犯罪です。
にも関わらず、事件が発生したことがわかっていても、告訴もせずに放置されているといって、国民や政治家の偉い人(大臣)は怒っています。

現金の詐取・着服事件が起きるのは、官庁だけではありません。
民間事業所でも常に起きるものと想定して、用いる必要な防備を心がけていく必要があります。
不詳事件が、隙を見せて発生すれば、本人も管理者も双方責任を問われ、その不始末をなじられ、最後には退職などに問われます。

    「石川や浜の真砂はつきるとも、世に盗人の種はつきまじ」  石川五右衛門の辞世

〔私の経験から言って、現金出納事務を扱う部門は何時も現金不突合の不安にさらされています。〕
〔一つは、現金を扱う職員(人)の問題です。 二つ目は、現金を管理する制度・システムの整備不足です。〕

〔現在では、前項目14で述べているような、紙幣・硬貨計算機やオートキャツシヤーなど、現金の不始末を防止できる機器が数多く開発されています。機器類は早く整備して便利に使うと同時に。現金の不突合の防止に使うべきです。〕
〔このようにしておくことで、職員(人)の心に忍び込む不貞の気持ちを少しでも絶っていけたら、機器類の投資金額は安いものだと考えますが。〕

〔もう一つは、管理者の資質にあると思います。現金を扱う立場の管理者の注意力が散漫になれば、職員の詐欺・窃盗の心がムラムラとします。ちょっとタバコ代に・昼食代に手元の小銭を使い出すのです。少しがだんだんと大きくなってしまうのは、現金を管理者する者の管理不十分です、その責任は大です。〕
〔後に述べますが、現金を扱う部門管理者は担当者に管理不備をつかれないような制度を作ることが必要です。〕

   《金銭管理はこうしたら》

私は(25歳)の若い頃に、中小金融機関で出納業務の責任者のの仕事を約3年やりました。自慢ではありませんが、この期間に一度も現金の不始末・不突合を出しませんでした。

そこで、「金銭の着服や詐取」そのものは防ぐこと事態は難しいが、少しでも詐取や着服が発生しないようにする。
こうしたら、少しは防ぐことが出来るのではないかと考えている一端を述べて参考にしたいと考えます。

 A.まず、現金を扱う現場の職員は(人)人柄を見て配置することが肝要だと思います。

  ア・借金を(友人・知人・親戚)に、していないか。
   ・普段の態度、言動を注意して観察しておくことを要する。

  イ・金を(友人・知人・親戚)に、貸していないか。
   ・上のア・ことと逆も要注意。

  ウ・賭け事をやっていないか。
   ・こんな職員が一番危ないぞ。
   ・パチンコ、マージヤン、競馬・競輪、などで賭け事をしていないか。

  エ・金銭の保証人になっていないか。
   ・保証行為は、借主に不始末が生じると、保証人におよぶ。

  オ・公私混同するような性格でないか。
   ・他人(公共)のものでも、平気で手をだす、誤魔化すような性格か。

  カ・家庭生活は、安泰か。
   ・生活の基盤である家庭が円満で有ればまず間違いを起こさない。

  キ・職業意識は。

 以上、私個人の経験から見たものである。

 「清く、正しく、美しく」   は人間の本来持っているものだ。
 「貸すも親切、貸さぬも親切」 は全国信用金庫協会故会長が、お客様と職員に述べたもの。
 「もしかして、私はやらない。もしかして、私もやってしまうかも。」と言うのか人間の弱さだ。

 諺1〔本(もと)の一部は末の一丈〕
    (始めは目立たないほどの狂いでも、後になると大きな誤差になって現れることで、何事も始めが大事であると言う教え。)
 諺2〔今日の一針明日の十針〕
    (今日一針縫うのを怠れば、明日はほころびが大きくなって、十針も縫わなければならなくなるの意で、
     すべきときにしないと後で苦労することになるという戒め。)

  次回は、B.現金の不祥事防止のためのシステム作り です。