いまもなお余震続く新潟中越地震。ニュースではじめて聞く集落の美しい響きを持つ地名の数々に、この地の豊かさと厳しさを思います。小千谷に生まれた西脇順三郎の記念室が小千谷市立図書館にある。朝倉響子作・西脇像の左後ろにみえるのは、1950~1960年に描かれた油絵「小千谷 信濃川」。青くすべらかな風景、川岸に立つこの木はいったいなんの木だろうか。1982年3月に同館で開かれた「西脇順三郎先生米寿展」でこのブロンズ像の除幕式がおこなわれ、同年6月に西脇さんは亡くなったんだそうです。写真は清水節治さんのサイト「カメラ紀行―名作のふるさと」より。どうかもうお静まりくださるように。
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西脇さんは画家になりたかったそうですね。ぼくは絵の巧拙はわからないですが、なじみもあって、かれの絵が好きです。
だけど、ほんと、どうすればいいやら。
西脇さんのあの絵は、多摩川を描いたほかの絵といっしょになにかでみて、いずれにもある川辺の一本の木がタルコフスキー「サクリファイス」ごとく象徴的で難解、それはさておいてもいい絵だなぁと思った。そのつど住まう土地のことを、こうしてていねいに描いたり詠うことの楽しさや意義を感じさせてもらいました。
あの絵をおもいかかげます。