三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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コンタクト系11

2005-12-23 02:10:03 | モンスター映画
 ■REX レックス■ えーとこのユルさは、これ、テレビ映画なのね? 情報乏しくてわかんないんだけど。始まって10分くらいは「お……これ面白いかも」と期待したんだがナ。十何回もブラックアウトで区切られいかにもCM休止っぽい分節にて白けさせるし。テレビ映画は再編集してああいう切れ目なくしといてほしいってば。んでときどき正体現わしちゃう恐竜もオトボケ気味で面白いかなーと始め思ったけど、その後ビジュアル的にほとんど見せ場なくカタルシスなく窄んじゃって肩すかし。てことは恐竜・爬虫類系に置くよりやっぱコンタクトものとしとくんだろうな、こういうのは。結局とくに記憶に残ったシーンもなく、可もなく不可もなしと。アクション映画っぽい匂いはふりまいてたんだからもっとちゃんと動いてほしかったな。
 ■宇宙人東京に現わる■ あっちゃぁぁ~なんでそーなるかナー系ってか。前半はよかったのになあ。とにかく俺が生まれる前のカラー邦画って、街の風景見てるだけでじわ~と楽しいんでねえ。赤提灯や酒屋の店頭シーンなんかとてつもない情緒というか。風景も色彩もたまらんし控えめな宇宙人登場シーンの蒼白炎くすぶるシュールさなんてほんとにもう、ッて私ゃ大喜びで観入ってたわけですよ。テニスのあたりまではわくわくモノだったす。そしたらなんとまあ、妖星Rが出てきたあたりからてんで支離滅裂ちうかねえ。パイラ人は始めッからRの危機を知ってたくせして、そいで友好的であるにもかかわらず、で結局なんとか博士の何たら方程式を使うことになるにもかかわらず、「こんなモノぉ!」ってどーして怒って破るですか? 全部わかってたはずでしょうが? 前半あんなキッチリ進んでたのに後半ツッコミどころ多すぎてもうイヤんなるけど、幾つか言っとくと、Rって常に日本から見える位置にあるですか? 核ミサイル闇雲に打ち込んでもびくともしない妖星に対して、何十日も前から地下1階(つーかほんの半地下ですね、あの小洪水に対する脆さからみても)に子どもたち避難させてどーしよってんですか? バイラ、って星の名を聞いただけで「そんな星はない!」って、名前だけでどーして存在非存在がわかるですか? 妖星ゴラス状態になってから世界会議にさかんに訴えるのはいいけどぱったりバイラ人たちが忘れられてるのはなぜにですか、情報源である彼らが? えーとまあそんな目くじら立ててもしょうがないですけど、前半と後半の落差があまりにもなんで。つまるところツギハギ感著しい、コンタクト系にもサバイバル系にもなりきれなかった超ダメ映画ですわ、残念。岡本太郎のデザインで名高いヒトデ型単眼エイリアンも、失礼ながらまるっきりの駄作でしたね。あ~あ……。