三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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トラウマ系3

2005-06-29 01:27:42 | モンスター映画
 ■アンドロメダ…■ なんだこれは、異様な緊張感が続くではないかゃ! うぅーむ。細菌戦争って実際こんな感じになるんだろうなと、どえらいリアルだわ。血液を粉末化してしまう病原菌とはすげえ。手首からサラサラこぼれ落ちる赤い粉のブキミさといったら。しかも宇宙生物ときた。顕微鏡映像下でブヨブヨふくれたり変色したりするあれってほんと、人喰いアメーバの比じゃないぞ、あの毒々しさ禍々しさは。滅多なことじゃ怖がらない私が二度三度寒気覚えたんだから、あの極微モンスターの桁外れぶり察してくれよってなもんです。結晶の本性現わした後も画像からチカちかブワってはみ出したりしてさ。つくづくこえぇや。しかしあのおばちゃん細菌学者。ちょっとあの人はなあ。いやもちろん、人物を多彩にする意味では不可欠のキャラクターだけど、ちょいやりすぎ。身体殺菌プロセスではブツブツ文句言いっぱなし、顔面保護マスクを床に叩きつけるわ真面目に顕微鏡見ようとしないわ、挙げ句は赤ランプトラウマとかでデータ読み落としっぱなしと。それでも科学者ですかと。ちょっと外しすぎですって。しまいにゃてんかん発作でしょ、ああもトラウマを強調するとこなんざ女性差別つうか売春婦差別じゃないのって気もするし。いや、でもどーしてどーして最後まで緊迫感満点でしたさ。自動レーザー銃という身内の敵に執拗に狙われる終盤は細菌戦の自滅パターンを風刺しているかのよう。ズッシリきます。で、そうね、あと一つだけ文句言っとくと、あの病原菌、あっけなく突然変異しすぎでしょ。そう簡単に無害化って言われても。最後なにもああ急いでまとめなくたって。人類絶滅までやっちゃってよかったと思うのだが。

パラサイト系4

2005-06-27 23:20:03 | モンスター映画
 ■ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦! 南海の大怪獣■ たしかに三大怪獣なのだけど、ゲゾラと他の2匹の出番が重なってないじゃないか。ちゃんと三つ巴の戦いにしてくれないとさあ。しかも本筋はアメーバ的光粒状パラサイトだってのに、大怪獣っぽいプレゼンがなんかうまく合ってないような。テーマが分裂しちゃったよね。それが東宝にしちゃ思いっきり異端の怪獣映画たるゆえんなのだけど。大怪獣サイドはだからまぁ、ガニメが泡吹き付けたりカメーバの首がニュニューッと伸びたりと見せ場多いっちゃ多いんだけど、リアル造形のわりに動きが着ぐるみそのまま系ではなんともはや。プレ・パラサイト人間サイドの流れがまた、ほれ「産業スパイです」なんてあっさり自己紹介せんでくださいよ、しかも佐原健二ですよ。「ヒゲと黒眼鏡でやっと人相が悪くなる」ナイスガイ佐原健二ですから。ことさらに悪人ぽい卑屈笑いももうちょい適任者がいくらでもいたような。で最後、宇宙人と本体が争ったあげくボディは身投げする、て展開ね、せっかくのパラサイトテーマへの回帰なので、あのモチーフ、始めからメインに据えてもよかったかなと。二大怪獣の同時退場があまりに地味だっただけに……。
 ■デビルマン■ あ~あ。2004年にもなってレベル低い映画作ってんだなぁ。驚いたよ。オハナシショボすぎじゃないですか。学園なら学園、街なら街で視点定めてやってみてよ。安CG乱用したためにモンスター画像の価値暴落させちまいやがってるしさ。あーあつまんなかった。ボブ・サップはともかくKONISHIKIは何しに出てきてたのかな? 芸もなく倒れるだけ? 登場しただけで皆さん喜べとでも? もうコメントやめときますわ。見てて恥かしくなったの思い出しちゃったから。原作ァそんなクズでもなかったはずだろ?