無謀より無意味のほうが無謀。
洪水に竹槍で立ち向かうムボーよりも、説得で立ち向かうムイミのほうがムボー。
洪水に竹槍で立ち向かうムボーよりも、説得で立ち向かうムイミのほうがムボー。
まだまだ自由とは言えない。自由はよいものだなんて自由に思っているつもりでは。
まだまだ自然体とは言えない。自然はよいものだなんて自然に感じているようでは。
まだまだ自然体とは言えない。自然はよいものだなんて自然に感じているようでは。
■ＶＥＲＳＵＳ■ 輪廻転生ものってことで魔界系かなとも思ったけど、なんかいまいち曖昧なんでここに。ええ、噂どおり良かったっすよ、とくに出だしの訳わかんなさが。いきなりゾンビ。っていいんだけど、ちょっと始まりすぎって印象なきにしもあらず、濃いキャラクターいっぱい出てきてるのに（ホントキャラクターの平均値はピカ一かも）露骨ないがみ合い早すぎるでしょ、もっとじわじわ盛り上げてほしかったのに。それとせっかくの刑務官コンビ、強力な火器武装で御登場いただいたんだから出番もうチョイほしい。呆気なく消えすぎ。しかも肝心のバトルったらカンフーおよびチャンバラに偏ってて、もうチョイリアルに投石とか枯葉目つぶしとか寝技とかフルにやってほしかったよね（一応全部やってくれはしたけど。アキレス腱固めまで振る舞ってもらっちゃったものなあ）。ナンセンス系に接近しちゃいるんだけど、しょせんアクションやりたかっただけでしょって本音が見え透いてるのと、アリバイの輪廻パターンがわかりやすく単純に出来すぎてセンスせり出しすぎちゃったんで、ナンセンス領域に入りきれた場合に比べ芸術点暴落。アそうそう、あのブスっ可愛いおねえちゃんは気に入りました。唇の飛び出し具合のわりに歯をあんま見せないとこが（ま、笑顔場面乏しかったってことね）。なんかブスのほうが萌えるくない？
■死霊のしたたり■ ブロッケン伯爵の首根っこがちゃんと宙に浮いてさえいればなあ。あんだけ見せびらかしてるわけだし。浮いてたら文句なしの傑作だったのだが。どうもラブクラフトものって、予算不足に悩まされる傾向があるようだな。まあ低予算ゾンビものの中でも超異色であることは確かだね、これ。傍らでゾンビが襲おうとしてるのに記録取りに無我夢中の医学生って構図がただでさえ笑えるが、ネコの強制復活はエグかったねえ、２度目は首しか持ち上げられないズダボロだし。あと腸がババーッと飛び出して巻き付くあたりはカタルシス炸裂ときたし。観てないけど噂の『ブレインデッド』もこれ系統なのかね、あれも早くＤＶＤ再販してほしいよ。でこれのラストだけど、もちろんああなるだろうなって途中で期待し始めた通りになるわけで、微笑ましくも唸らされたな、あの液体だけ光って残る安易な映像処理にも。
■ブレードランナー■ これつくづく、ブレードランナーじゃなくてレプリカントの観点から見た物語にしてほしかったけどな。アクションもほどほどだし、巷の大評判ほどの面白みは感じませんでした。あ、ちなみに私が観たのは「ディレクターズカット 最終版」ですけどね。ちょこまか見え隠れするコビトや大スクリーンに映る東洋美人がいい雰囲気出してて、それが全部最後の30分に濃縮されて雪崩れ込む。だけどいまいちなあ……、上空風景は快感だったけど地上が地味で。ことさらにアジアっぽいのは俺らモンゴロイドが見てもあんま感銘受けないんで。中途半端な未来都市風景ぶりはまあまあリアリティあったと認めるけど、あちこちから噴き出してる蒸気だか煙だか、時には道ばたにチョロチョロ炎まで、意味不明でうざったいし、なんか小技ばかりでさ……。たとえばユニコーンの夢見てる場面があったけど、あれどういう意味なんだっけ。なんか折紙と関係あるとのことらしいけど。あーめんどくせ。映画観んのにそんな細かいとこ気にしろってのかよ。視覚芸術なんだからドカーンと有無を言わせぬビジュアルで勝負してほしかったよ。サイバーパンクの名目もいいけど、期待したよりずっと動き少なくて退屈でしたよお。（どうでもいいけど、あのヒロインっぽいレプリカントはほとんど活躍なしでしたね。バトル場面を男女ペアじゃなく男単独で乗り切ったところは定型外してて気概見せてくれました）。
■電送人間■ ちょっと、ちょっと。これほど破綻したお話も珍しいのでは？ あのドデカイ電送機を先方に送っとかなきゃ移動できないっての？ しかも移動したはいいが現場までは走らなくちゃならんと？ しかもしかも、べつに超能力あるわけじゃないので殺害実行は銃剣で一突きだ？ しかもしかもしかも予告殺人だから警備びっしり、そんなんかいくぐって警官まで殺して……、ちょぉっと無理ありゃせんかい。もう電送機のことも犯人であることもバレバレ状態でなおも同じ手を続けますか？ 警察サイドもどーも底抜けに間抜けだしねえ、主演格が３人も揃っていながら毎度みんな束になって追いかけるだけとは……。肝心の白川由美もほとんど役目与えられてないっつうか、そもそも電送人間、逃亡中の大事なときに女なんかにかまってるなよ、顔知られてるんだしさ。ほんと無意味な行動満載の、ツッコミながら見るのが楽しみな人向けの代表映画でしたと。ただ一つ面白かったのは、軍国キャバレー「大本営」。あんなキャバレーありそうだし。しかし終戦のどさくさに人殺して軍需物資盗んだ「三国人」が軍国キャバレーなんて営業しますかい？
■死霊のしたたり■ ブロッケン伯爵の首根っこがちゃんと宙に浮いてさえいればなあ。あんだけ見せびらかしてるわけだし。浮いてたら文句なしの傑作だったのだが。どうもラブクラフトものって、予算不足に悩まされる傾向があるようだな。まあ低予算ゾンビものの中でも超異色であることは確かだね、これ。傍らでゾンビが襲おうとしてるのに記録取りに無我夢中の医学生って構図がただでさえ笑えるが、ネコの強制復活はエグかったねえ、２度目は首しか持ち上げられないズダボロだし。あと腸がババーッと飛び出して巻き付くあたりはカタルシス炸裂ときたし。観てないけど噂の『ブレインデッド』もこれ系統なのかね、あれも早くＤＶＤ再販してほしいよ。でこれのラストだけど、もちろんああなるだろうなって途中で期待し始めた通りになるわけで、微笑ましくも唸らされたな、あの液体だけ光って残る安易な映像処理にも。
■ブレードランナー■ これつくづく、ブレードランナーじゃなくてレプリカントの観点から見た物語にしてほしかったけどな。アクションもほどほどだし、巷の大評判ほどの面白みは感じませんでした。あ、ちなみに私が観たのは「ディレクターズカット 最終版」ですけどね。ちょこまか見え隠れするコビトや大スクリーンに映る東洋美人がいい雰囲気出してて、それが全部最後の30分に濃縮されて雪崩れ込む。だけどいまいちなあ……、上空風景は快感だったけど地上が地味で。ことさらにアジアっぽいのは俺らモンゴロイドが見てもあんま感銘受けないんで。中途半端な未来都市風景ぶりはまあまあリアリティあったと認めるけど、あちこちから噴き出してる蒸気だか煙だか、時には道ばたにチョロチョロ炎まで、意味不明でうざったいし、なんか小技ばかりでさ……。たとえばユニコーンの夢見てる場面があったけど、あれどういう意味なんだっけ。なんか折紙と関係あるとのことらしいけど。あーめんどくせ。映画観んのにそんな細かいとこ気にしろってのかよ。視覚芸術なんだからドカーンと有無を言わせぬビジュアルで勝負してほしかったよ。サイバーパンクの名目もいいけど、期待したよりずっと動き少なくて退屈でしたよお。（どうでもいいけど、あのヒロインっぽいレプリカントはほとんど活躍なしでしたね。バトル場面を男女ペアじゃなく男単独で乗り切ったところは定型外してて気概見せてくれました）。
■電送人間■ ちょっと、ちょっと。これほど破綻したお話も珍しいのでは？ あのドデカイ電送機を先方に送っとかなきゃ移動できないっての？ しかも移動したはいいが現場までは走らなくちゃならんと？ しかもしかも、べつに超能力あるわけじゃないので殺害実行は銃剣で一突きだ？ しかもしかもしかも予告殺人だから警備びっしり、そんなんかいくぐって警官まで殺して……、ちょぉっと無理ありゃせんかい。もう電送機のことも犯人であることもバレバレ状態でなおも同じ手を続けますか？ 警察サイドもどーも底抜けに間抜けだしねえ、主演格が３人も揃っていながら毎度みんな束になって追いかけるだけとは……。肝心の白川由美もほとんど役目与えられてないっつうか、そもそも電送人間、逃亡中の大事なときに女なんかにかまってるなよ、顔知られてるんだしさ。ほんと無意味な行動満載の、ツッコミながら見るのが楽しみな人向けの代表映画でしたと。ただ一つ面白かったのは、軍国キャバレー「大本営」。あんなキャバレーありそうだし。しかし終戦のどさくさに人殺して軍需物資盗んだ「三国人」が軍国キャバレーなんて営業しますかい？