「バナナダイエット」ブームを背景に増加。輸入金額は944億円(75.4円/㎏)。フィリピン産が1,159,128トンで92.5%占める。2位はエクアドル産(61,677トン,4.9%)。輸入自由化は1963年(昭和38)4月。果物の中では最も安く,手軽に食べられることもあり,1972年〈昭和47〉には早くも106万3,000トンと100万トンの大台を突破。その後,産地の不作等で減少した年もあったが,堅調な需要に支えられて平成12年以降は100万トン前後で推移。
ところで,日本へ初めて輸入(移入)されたのは1903年(明治36)。台湾・基隆(キールン)の日本人商人が台北産を持ち込んだ。大量に輸入されるようになったのは1908年(明治41)以降である。
輸入価格(円/㎏)と購入価格(家計調査,平成12~26)の関係をみると,購入価格は,輸入価格の1.2倍に流通経費など(140円)をプラスしたものとなっている。
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