ゴマは国内ではほとんど生産できないことから,輸入に依存している。輸入されたゴマの約6割が搾油用(ゴマ油)で,残りが食用といわれている。毎年15~6万トン前後が輸入され,平成20年には史上最高の18万5,105トン(387億円,209円/kg)を28カ国から輸入した。
26年には16万8,223トン(405億円,241/kg)で,輸入先は25カ国に及んでおり,主な輸入先は,ナイゼリア(31.3%),タンザニア(20.2%),ブルキナファソ(11.5%),パラグアイ(10.5%),ミャンマー(5.4%)などで,アフリカ産(主として搾油用)が7割を占める。かつて高いウエイト(昭和63年,76.4%)を占めていた中国産は0.6%に過ぎない。