TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

関東ふれあいの道 茨城11 筑波山めぐりから旧参道へのみち その3

2016年10月08日 | Weblog
画像は梅園の脇にある休憩舎から見た景色です。
台風一過で風もあって、前日の雨でチリも落ち着き、湿度もグッと落ちたのでスカイツリーや富士山まで見えました。こんなことが年に何回かあります。得した気分ですね。
女房も間違いなく気を良くしていると思います。
関東ふれあいの道茨城県コースのうちでも健脚向きの難コースである筑波山がらみのルート、ここを歩くことが出来ればあなたも玄人。って僕が言っていたので、女房にとってはすでに勝ち誇ったような気分だったと思います。

ロープウェイ乗り場に向かうと、ちょうど出発の時間でした。慌ただしく切符を買って乗り込みます。
ここもジャストでクリア。
もう~気分はマックス。
ほどなく御幸ヶ原に到着です。
太陽が降り注ぐ素晴らしい天気ですが、日焼けを気にする女房のために男体山側の一段上がったお店のテーブルをお借りすることにしました。

ビールを頼んで『バーナー使わせていただいてよろしいですか?』と伺うと『どうぞ使って下さい』と快く承諾してくれました。
またまた女房は気を良くしています。飲みながら買ってきた食材をロールパンに挟んで食べたりしました。僕はウインナーを炒めてトッピング。さらに良い気分になった女房は、下りに備えて日本酒で恐怖感を紛らわそうと体内からアルコール消毒をしました。
一方僕は途中で買っておいたアンドーナツを食べながら珈琲ショップを開きます。思い出し笑いしながらね。というのも、この和菓子やさんのおばあちゃん、消費税の計算が出来なくてしどろもどろしちゃったんですよ。100円のアンドーナツと120円のどら焼きで消費税を足すわけです。
計算ができなくてできなくて、計算機打てなくて打てなくて。いっそのこと110円と130円にしちゃえばいいのに…なんてね。 それでも食べたけりゃ誰も文句言わないでしょう。

程よくお腹いっぱいになりました。
時刻は13時50分。再スタートです。
本日のメインイベント、女房の下りです。ついてこいと言わんばかりの笑顔です。
が…
『パパ…先に行ってよ』階段状の登山道の手前で及び腰になる女房。
ありゃりゃ、まだ一段も降りてないでしょ。
ま、ゆっくり降りましょう。

さて、どうなるか想像したくなる気持ちを抑えてですね、ここでちょっぴり筑波神社のお話をしましょう。
拝殿の前にある「さざれ石」ご存じな方も多いと思います。
階段登ってすぐ左手にあります。
さざれ石の脇にある石碑には君が代の歌詞が刻まれています。
さざれ石とは小さな石が長い年月をかけて塊となったものですが、ここ筑波山にも存在します。
そして『さざれ石』を歌詞にしたのが『君が代』ご存じの通り国歌です。この君が代の歌詞が現代訳されて話題になっています。
それを僕なりの言葉を使って解説してみました。

君が代は
「あなたがいるこの世の中が」
千代に八千代に
「千年たっても、いや八千年たっても」
さざれ石の巌(いわお)となりて
「小さな石が集まりやがて大きな塊となるほどの時を越えて」
苔のむすまで
「さらにその塊に苔が覆い尽くすほど永遠に、変わらず愛や幸せが続きますように」

いかがでしょう。
我が国の国歌は素晴らしい意味を込めて遠い過去から詠まれ続けているのです。
そんな日本に生まれ、そんな心を秘めた筑波神社を抱える関東茨城の懐に暮らし、その山を踏みしめて登る。素晴らしいじゃないですか。
筑波山を知れば知るほど面白くなるのです。子供の頃は理解できなかったけどね。

ちなみに拝殿の中央に下がっている大鈴ですが、鈴の切れ込みの端の部分がハートになっています。ぜひ参拝されましたらご自身の目で確認してみて下さい。

さてさて、筑波の下りに差しかかった女房。なかなかの芸人でした。


その4に続きます。
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関東ふれあいの道 茨城11 筑波山めぐりから旧参道へのみち その2

2016年10月08日 | Weblog
快調に飛ばす女房。
あっという間につくば道の上部まで辿りつきました。
今日の女房の装備は腰ベルトにインしたウォーターボトルと、腕に巻いたタオルのみ。お金も持ってないです。一方僕はいつも通りのザック。中身はすべて2人分です。
別に重くはないけれど、だんだん女房について行けなくなっています。…追いつかないわけじゃないけど、写真撮ってると走らないとダメです。女房が強くなったのか、僕が年老いたのか…。
予定していたタイムよりもけっこう早くつくば道を終わりました。

つくば道には有名な古ーい郵便局がありますよね。今はもちろんやってないですけど、たまに開きます。次は11月1日と書いてあったような…。
そして、この激坂を通る車のけっこうあること。ローで登るのがやっとみたいです。

つくば道を上がってくると例のうどんみたいに太い蕎麦屋さんがあります。今日は定休日でした。
さらに見上げると青木屋さんの『雲上の湯』が見えます。開放的で僕はけっこう好きです。このお風呂から見る6月の稲の黄緑色がとても良いです。ただ、開放的だといっても丸腰で立ち尽くすのはダメですよ。景色も良く見えますが、下からもよーく見えますからね。

ルートは梅園に向かいます。
赤い鳥居の前に3年前に出来た『縁むすび』というおにぎり屋さんに寄ります。入ってみるのは初めてです。たくさん食べられる状態じゃないので、1つを2人で分けました。
『どれが美味しいですか?』女房が聞きます。(おいおい、どれも売ってるんだからさぁ、そうじゃなくって「どれが人気ありますか?」だろ)
するとお店の人が『おこげはいかがですか?いつもあるわけじゃなく、おこげが出来たときしかないので』と。
じゃそれね。
おこげ七味だったかな?フワッと握ってあるので口のまわりにごはん粒が付いてしまって、まるで幼稚園児のようです。でもとても美味しかったですよ。次はここでお昼のおにぎりを買っていこう。
常陸小田米です。小田とは筑波山の麓にある地区です。

さらに下るように進むと交番があります。そこの裏手が駐車場になっています。
市営の駐車場はすべて500円ですが、そこの上にあがると200円でやっているところもありました。さらにお土産屋さんの駐車場は300円だったりとばらつきがあります。筑波山の南側はほとんどが有料になってしまいましたが、麓付近やつくば道上部にはひっそりと無料駐車場も存在します。利用される場合はよく調べてみて下さいね。

女房は梅園初めて来たと言っていました。こんどは梅のシーズンに来なきゃね。ごめんごめん、僕がスキーばかりで連れて来なかったのがいけないですね。
山に登れるようになったら、初春の筑波山を梅園から登ってみましょう。

あ、写真撮ってるうちにまた先に行かれてしまいました。
梅園の脇を上がる林道には立派な休憩舎があります。そこに先客ありでした。お父さんとお母さんが腰掛けて、お父さんがビール飲んで栗むいてもらって食べてました。
我が家の栗だとかで、僕らもむいてもらっていくつも頂いてしまいました。さらにしばし談笑。仲の良いご夫婦でした。こんな時間の使い方も良いですよね。

つくば道を素早く登ったけれど、ここまで来るのにだいぶ油を売ってしまいました。ささっ、そろそろ行きましょね。
せっかくなので、梅園の中も歩いてみましょう。
ルートに復帰できるように鳥居のあたりを目指して戻ります。

さて、登りながら話し合った結果、女房の苦手な下りで筑波山を制覇することになりました。
登りより下りを選ぶなんてと思いますが、実は下りは大変なんですよ。
まず怖い。視線が下を向くので地面が遠いです。登りは地面が近いので不安感が小さいですね。サッと手がでてリカバリーし易いですしね。下りは前向きに行けばタダじゃ済まないですし、後ろに滑って転んでも手が出づらい。さらに自分の体重を脚で支えなくてはならないので、違う筋肉を使います。よって苦手な人は多いです。

登山スタイルで登りのケーブルカーに乗るのは初めての僕。ちょっとだけ恥ずかしいかも?

はて、この選択は吉と出るか凶と出るか…。


その3に続きます。
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