受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

344kg

2006年07月04日 | Weblog
昨日の北の獅子口瓦に引き続き、南の獅子口瓦を揚げました。

獅子口瓦は、上に経の巻という3個の巴瓦をつけ、綾筋(あやすじ)と呼ばれる「へ」の字型の筋を付けた本体と、両脇の鰭瓦(ひれがわら)を伴っています。

本体は上下の2分割、鰭瓦も同じく上下2分割、一つに見えますが6個から成り立っています。

本山の御影堂では、本体が約790キロ、鰭瓦が両方で1.2トン、金物を含めた全体で約2.2トンということで、下で受法寺の獅子口瓦も量ってみました。

本体は91kg、鰭瓦は253kg、合計344kgとなりました。

午後は奈良から、本工事の瓦を納入して頂きました奈良県瓦センター協業組合の石野さんと石井さんが瓦の納まりの確認と指導に来られました。

平瓦と丸瓦が一体となった飛鳥2号の焼成温度は1100℃としていましたが、1140℃でしたので訂正します。

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