最後に残っていた玄関棟の左官工事が、終了しました。
本堂は竹小舞に土壁をつけてましたが、玄関棟はラスボードに土佐漆喰仕上げです。
吸湿性は土壁に比べては、ゆるやかになります。
壁工事は近年は経済性ばかり優先されてボードやクロスを貼り、左官工事は手間がかかるので避けられることが多くなりました。
しかし左官の仕事は、環境にやさしく、住む人の健康に悪い影響は与えることなく、年数を経ても美しさを保ちますので、もっと見直されても良いと思います。
本堂は竹小舞に土壁をつけてましたが、玄関棟はラスボードに土佐漆喰仕上げです。
吸湿性は土壁に比べては、ゆるやかになります。
壁工事は近年は経済性ばかり優先されてボードやクロスを貼り、左官工事は手間がかかるので避けられることが多くなりました。
しかし左官の仕事は、環境にやさしく、住む人の健康に悪い影響は与えることなく、年数を経ても美しさを保ちますので、もっと見直されても良いと思います。
外陣と内陣の照明・音響は、内陣外陣を襖を開けると見通せる物入れの一室を、調整室として利用しています。
本堂全体の電気使用量の子メーター、分電盤、スイッチ、外陣エアコンコントローラ、内陣外陣の照明スイッチと音響設備を入れています。
照明では、全体照明は格天井に組み込んだ蛍光灯ですが、外陣壁面の行灯風の照明・内陣荘厳・外陣調声人席・講師用・両脇壇・両余間のダウンライトが局所を照らし出して、雰囲気が良くなりました。
音響は、厨房・衆会所に埋め込みスピーカーを入れ、外陣格天井は埋め込むのは勿体無いので中止に。
内陣から箱型スピーカーを外陣に向ける計画ですが、今回の工事では欄間・翆簾が入っていないので、25年前に車用に買ったBOSEの101(スピーカーユニットは10年前に交換)を既存の5CHのAVアンプと共に使用しましたが、良くなっていました。
マイクは、ワイヤレスピンマイクとダイナミックマイクを使用。
ワイヤレスマイクのアンテナは、1台でも充分に思われますが、2台無いと途切れることがあるようです。
本堂全体の電気使用量の子メーター、分電盤、スイッチ、外陣エアコンコントローラ、内陣外陣の照明スイッチと音響設備を入れています。
照明では、全体照明は格天井に組み込んだ蛍光灯ですが、外陣壁面の行灯風の照明・内陣荘厳・外陣調声人席・講師用・両脇壇・両余間のダウンライトが局所を照らし出して、雰囲気が良くなりました。
音響は、厨房・衆会所に埋め込みスピーカーを入れ、外陣格天井は埋め込むのは勿体無いので中止に。
内陣から箱型スピーカーを外陣に向ける計画ですが、今回の工事では欄間・翆簾が入っていないので、25年前に車用に買ったBOSEの101(スピーカーユニットは10年前に交換)を既存の5CHのAVアンプと共に使用しましたが、良くなっていました。
マイクは、ワイヤレスピンマイクとダイナミックマイクを使用。
ワイヤレスマイクのアンテナは、1台でも充分に思われますが、2台無いと途切れることがあるようです。
今日から、再び玄関棟の漆喰壁塗りが続きます。
先に雨水受けとして枡を造ってありまたが、「本淡路石」という玉石を入れています。
樋から下がっているクサリを、下まで降ろすと引っ張る人があって、引きちぎられる恐れがあって、途中までにと思っていましたが、きれいなものが出来ましたので、雨水枡に取り付けています。
水を流すと、枡の中で音が反響して、水琴窟のような風情があります。
先に雨水受けとして枡を造ってありまたが、「本淡路石」という玉石を入れています。
樋から下がっているクサリを、下まで降ろすと引っ張る人があって、引きちぎられる恐れがあって、途中までにと思っていましたが、きれいなものが出来ましたので、雨水枡に取り付けています。
水を流すと、枡の中で音が反響して、水琴窟のような風情があります。
浄土真宗にとって最も重要な法要の「報恩講」を、新本堂で迎えることができました。
お釈迦様の初めての御説法を初転法輪と申しますが、まさに新たな受法寺の聞法の歴史を新たに一歩踏み出すことができました。
内陣の丸柱を通して、本堂の材が全て山々に林立していた樹木により構成されていることは、まことに意義深いことです。
お釈迦様の伝記には、無憂樹・菩提樹・沙羅双樹の三大聖木がありますが、これは聖なるものは、樹木のもとに訪れるということ表しているようです。
何百年を経た樹木を通して、いのちの深さと、2500年を経たお釈迦さまの御説法の歴史を感じさせて頂きました。
お釈迦様の初めての御説法を初転法輪と申しますが、まさに新たな受法寺の聞法の歴史を新たに一歩踏み出すことができました。
内陣の丸柱を通して、本堂の材が全て山々に林立していた樹木により構成されていることは、まことに意義深いことです。
お釈迦様の伝記には、無憂樹・菩提樹・沙羅双樹の三大聖木がありますが、これは聖なるものは、樹木のもとに訪れるということ表しているようです。
何百年を経た樹木を通して、いのちの深さと、2500年を経たお釈迦さまの御説法の歴史を感じさせて頂きました。
後世に工事の記録を遺す、棟札を木枠で固定して取り付けました。
表面は
本堂大改築
平成十八(2006)年十一月竣工
第十四世住職釈澄麿
裏面は
設計 上田堯世
施工 香長建設
木工事 澤匠
左官工事 桃田幸男
受法寺には、二つの喚鐘があります。
三十年前に新調した喚鐘は、古い喚鐘の音が悪くなったと感じたからでした。
その時に使っていた撞木は、山に自生するツルで作ったので、やわらかすぎて響きがよくなかったようです。
後で撞木を変えると、良いがしました。
今回、二つを撞き比べをして、グウァーンという深みのある音の古いものを選びました。 喚鐘には、
明治二十年八月二十日
寺内鋳造
当寺住職瑞正之
総門徒中之鏡寄進世話人 (二十名の名を記載)
高知県高岡郡高岡村
鋳造師
西原福松師
とあり、寺内で地元の鋳造師によって、ご門徒より寄進された鏡を溶かして、作られたのでした。
本堂内にはトイレを、洋式・和式・男子用と設置しました。
お寺では、禅宗では「雪隠」という用語がありますが、一文字で「厠」と表示し「かわや」とふりがなをつけています。
洋式では二枚の扉を引き込むことにより、介助者が必要ですが、車椅子が入れるようにしました。
お寺では、禅宗では「雪隠」という用語がありますが、一文字で「厠」と表示し「かわや」とふりがなをつけています。
洋式では二枚の扉を引き込むことにより、介助者が必要ですが、車椅子が入れるようにしました。
部屋の用途を表示する板を、いの町の横山さんにご寄付頂きました。
横山さんは今は一線を引いておられますが、長年サイン表示の仕事に就いておられました。
横山さんが考案した、アクリル板と地板の間に和紙を貼るという表示板は、和風のモダンな建物に良く調和するものです。
本堂内に表示板は八枚取り付けますが、打ち合わせは5,6回は重ねています。
一枚の板を決めるにも、室名、字体、字の色、和紙の種類、地板の色、大きさと、選択する点がたくさんあります。
そして表示板には木製枠をつけ、桧板戸によく調和するようになりました。
それらは見本を作製し、現場であわせて決定しています。
横山さんは今は一線を引いておられますが、長年サイン表示の仕事に就いておられました。
横山さんが考案した、アクリル板と地板の間に和紙を貼るという表示板は、和風のモダンな建物に良く調和するものです。
本堂内に表示板は八枚取り付けますが、打ち合わせは5,6回は重ねています。
一枚の板を決めるにも、室名、字体、字の色、和紙の種類、地板の色、大きさと、選択する点がたくさんあります。
そして表示板には木製枠をつけ、桧板戸によく調和するようになりました。
それらは見本を作製し、現場であわせて決定しています。