出かけた帰りにふと暗くなった空を見上げるとすっきりと晴れて、星が見え、明るい夜空を煌々と満月が照らしていました。
この時節、霞もなしに夜空が晴れるときはさほど多くなく、月見にはもってこいの夜空です。
月、は観望対象としてはわがままというかバリエーションの多い天体で、このような満月の時は、天体望遠鏡などで見ると明るすぎて、フィルター等が必要になり、低倍率の双眼鏡で見るよりは、肉眼でみたほうが風情がある場合も多いのです。
歩きながら、東の夜空を見上げて、「ああ、この月が、西にあって夜半には沈むのなら、星空観望日和なのになぁ」などと、独りごちていました。
もっとも、月齢、月の入出時刻などの天体の運行は、夜空の澄み具合などよりも根源的な事象なので、このように思うのは、本末転倒なのです。本来なら、天体の運行に日時を合わせて観望できる、天候や大気の条件の良い場所を融通するべきなのかもしれません。便利な都会の日常に浸りきっている不如意な夕餉前なのでした。
この時節、霞もなしに夜空が晴れるときはさほど多くなく、月見にはもってこいの夜空です。
月、は観望対象としてはわがままというかバリエーションの多い天体で、このような満月の時は、天体望遠鏡などで見ると明るすぎて、フィルター等が必要になり、低倍率の双眼鏡で見るよりは、肉眼でみたほうが風情がある場合も多いのです。
歩きながら、東の夜空を見上げて、「ああ、この月が、西にあって夜半には沈むのなら、星空観望日和なのになぁ」などと、独りごちていました。
もっとも、月齢、月の入出時刻などの天体の運行は、夜空の澄み具合などよりも根源的な事象なので、このように思うのは、本末転倒なのです。本来なら、天体の運行に日時を合わせて観望できる、天候や大気の条件の良い場所を融通するべきなのかもしれません。便利な都会の日常に浸りきっている不如意な夕餉前なのでした。
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