ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ツルボ(蔓穂)」 キジカクシ科 

2024-09-28 08:07:50 | 日記
     「ツルボ(蔓穂)」 キジカクシ科 ☆9月3日の誕生花☆
          花言葉は… 寂しさ・悲しみ・風情のある・我慢強い



  9月28日(土) 今日の和泉市の天気予報は “曇” です 。 
  24時間予報では、夜中2時に1つ マークがありますが、その後は が並んでいます。
  今朝の最低気温は5時の23.7℃でした。 最高気温は31.3(夏日)℃を予想しています。
  湿度は60%超と、少しずつ蒸し暑くなっていますね。

 昨日の予報は “晴のち曇” でした。 24時間予報では、午前中は の予報でしたが、実際には朝から でした。
 朝の最低気温は24.5℃で、熱帯夜ではありませんでしたが、湿度は90%以上と、少し寝苦しい夜でした。
 最高気温は曇っていても32.1℃でした。 蒸し暑い一日になりました。昨日も9時過ぎにはエアコンON
 
 朝夕は多少秋の気配がしてきましたが、9月下旬になっても連日30℃以上の真夏日です。
 こう暑いと本来の9月下旬がどんな暑さだったか、どんな涼しさだったか、分らなくなりますね
 大阪のこの時期の平均気温は27℃だそうですから、この時期としてはだいぶ高い気温なんですね。
 今年だけの異常で終わればいいけど、この気温やゲリラ豪雨が通常になってしまうと怖いですね




 今日の花は包近の桃畑に咲いている 「ツルボ(蔓穂)」 です。






「ツルボ」 の名の由来は良く分かっていません。 
一説には球根の外皮を剥くとツルっとした坊主頭に似ていて、“ツルボウズ” を縮めて「ツルボ」とか、
群れて咲く姿が穂が連なっている様に見えるところから “ツラホ(連穂)” が「ツルボ」に転じたとの説もあります。
別名は 「サンダイカサ(参内傘)」 と云い、花の柄が長く、昔、公家が宮中に
上がる時に差した傘をたたんだ形に似ているところから名付けられたそうです。







によると… 〖日本(北海道南西部~南西諸島)、台湾、中国東北部~西南部(四川省あたり)などに
分布する球根植物です。日本では野原や畑地や林の端っこなど日当たりが良い適度な湿地で見かけます。
ツルボの仲間は世界におよそ90種があります。ツルボ自体は園芸ではほとんどみかけませんが、
他の仲間はシラーの名前で広く栽培されているものがあります〗







〖葉は細い線形で地際から出てきます。春と晩夏の年2回、はっきりと時期を分けて出るおもしろい性質があります。
春に出る葉は5~10枚で、夏になると枯れます。そののち、晩夏に出る葉は枚数が少なく1~3枚程度です。
晩夏の出葉と同時に花茎を長く伸ばして紫がかった淡いピンク色の花を穂状にたくさん咲かせます。
一輪ずつの花は6~7mmと小さくて一株だけでは寂しいですが、群生している場所では非常にかわいらしく見えます。
まれに白い花を咲かせるものがあり、それはシロバナツルボと呼ばれ区別されます。
花後に果実(朔果)が付き、熟すと中から黒くて細長いタネが出てきます。球根は長さ2~3cmで
タイプは鱗茎(葉っぱが肥大して重なり、球根状になったもの)、薄い皮を被っています。球根には毒性があります〗







開花する前は小型の “ムスカリ” のようで、咲いた花は線香花火の様にパチパチした花です。
鱗茎にはデンプンが多く、昔から飢饉の時の貴重な食料になっていたそうです。





戦後の食糧難の時も、粉に挽き、お餅にして食べられたとか。  良く水に晒さないと毒が有るそうです。  
原産地は日本、中国、朝鮮半島です。



 過去の「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」に出品されていた絵を紹介しています。          

 しばらくは「百羽の鶴」の読み聞かせを題材にした絵をご覧ください。(6年生の作品です。
 読み聞かせ ⇒ 情景を絵にする… 一貫授業として小学校が取り入れているようです。
 ですがどの作品も似たような描き方が気になります。
 よくは知りませんが ‶こういう描き方もありますよ″ という統一した描き方の指導があるようです。 
 子供たちの自由な発想を妨げるとして賛否両論あるようですが、一つの画法として知っておいてもいいのかも知れないですね。
 もうすでに紹介した絵を載せる事が有るかも知れません。 ご容赦を・・・


木々が青々しているので、目的地に着いた場面かな?
 鶴の羽ばたきが、いかにも「ヒワヒワ」といった感じに描かれています
       
 「百羽の鶴」 とはこんな物語です  奈良県大淀町役場HPより
〖冷たい月の光で、こうこうと明るい、夜更けのひろい空でした。
そこへ、北の方から、真っ白な羽を、ヒワヒワとならしながら、百羽のツルが、飛んできました。
百羽のツルは、みんな、同じ速さで、白い羽を、ヒワヒワと、動かしていました。
首をのばして、ゆっくりゆっくりと、飛んでいるのは、疲れているからでした。
なにせ、北の果ての、さびしいこおりの国から、昼も夜も、休みなしに、飛び続けてきたのです。
だが、ここまで来れば、行き先は、もうすぐでした。

楽しんで、待ちに待っていた、きれいな湖のほとりへ、着くことができるのです。
「下をごらん、山脈だよ。」と、先頭の大きなツルが、嬉しそうに、言いました。
みんなは、いっときに、下を見ました。黒々と、いちめんの大森林です。
雪をかむった、高い峯だけが、月の光をはねかえして、はがねのように、光っていました。
「もう、あとひといきだ。みんな、がんばれよ。」百羽のツルは、目を、キロキロと光らせながら、
疲れた羽に、力を込めて、しびれるほど冷たい、夜の空気をたたきました。
それで、飛び方は、今までよりも、少しだけ、速くなりました。もう、あとが、しれているからです。
残りの力を、出しきって、ちょっとでも早く、湖へ着きたいのでした。
するとその時、一番後ろから飛んでいた、小さな子どものツルが、下へ下へと、おち始めました。

子どものツルは、みんなに、内緒にしていましたが、病気だったのです。ここまでついてくるのも、やっとでした。
みんなが、少しばかり速く飛び始めたので、子どものツルは、ついていこうとして、死にもの狂いで、飛びました。
それが、いけなかったのです。
あっという間に、羽が、動かなくなってしまい、吸い込まれるように、下へおち始めました。
だが、子どものツルは、みんなに、助けを求めようとは、思いませんでした。
もうすぐだと、喜んでいる、みんなの喜びを、壊したくなかったからです。
黙って、グイグイとおちながら、小さなツルは、やがて、気を失ってしまいました。
子どものツルのおちるのをみつけて、そのすぐ前を飛んでいたツルが、鋭く鳴きました。
すると、たちまち、大変なことが起こりました。
前を飛んでいた、九十九羽のツルが、いっときに、さっと、下へ下へとおち始めたのです。

子どものツルよりも、もっと速く、月の光をつらぬいて飛ぶ、銀色の矢のように速く、おちました。
そして、おちていく子どものツルを、追い抜くと、黒々と続く、大森林のま上あたりで、
九十九羽のツルは、さっと羽を組んで、一枚の白い網となったのでした。
すばらしい九十九羽のツルの曲芸は、見事に、網の上に、子どものツルを受け止めると、そのまま空へ、舞い上がりました。

気を失った、子どものツルを、長い足でかかえた先頭のツルは、何事もなかったかのように、みんなに、言いました。
「さあ、もとのように並んで、飛んでいこう。もうすぐだ。がんばれよ。」
こうこうと明るい、夜更けの空を百羽のツルは、真っ白な羽をそろえて、
ヒワヒワと、空の彼方へ、次第に小さく消えていきました。


コメント (2)
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