年金を自動削減する「マクロ経済スライド」が続けば、2040年代には基礎年金(国民年金)が毎年7兆円削減されるとの事実が衝撃を与えるなか、安倍晋三首相が反論に躍起になっています。
安倍政権は2日に閣議決定した日本共産党の志位和夫委員長に対する答弁書で、マクロ経済スライドが終了する43年度、基礎年金の給付額が7兆円、3割減らされることを認めました。
これを、現在の基礎年金の満額月6万5000 . . . 本文を読む
年金給付を自動的に削減する「マクロ経済スライド」が完全実施されると、年金給付は7兆円も削減される―。高齢者のくらしを貧困に突き落とすマクロ経済スライドの恐るべき実態が、安倍晋三首相自身の口から明らかにされました。
安倍首相は22日に出演した民放テレビ番組「ウェークアップ!ぷらす」(日本テレビ系)で、日本共産党のマクロ経済スライド廃止の提案に言及し、「やめてしまってそれを保障す . . . 本文を読む
志位委員長が提案
党首討論
「年収1000万円を超えると保険料が増えないという高額所得者優遇の保険料のあり方をただすべきだ」―。日本共産党の志位和夫委員長は19日の党首討論で、「マクロ経済スライド」をやめ、「減らない年金」にあてる約1兆円の財源を提案。老後の生活を支えられない貧しい年金の現実を直視し、安心の年金へ変えるために政治の責任を果たすよう求めました。
(写真)安 . . . 本文を読む
参院財金委 小池書記局長 質問
厚生労働省は18日の参院財政金融委員会で、年金を自動的に削減する「マクロ経済スライド」によって抑制の影響を大きく受ける基礎年金の給付水準が、最終的に3割低下することを認めました。(論戦ハイライト)
(写真)質問する小池晃書記局長=18日、参院財金委
日本共産党の小池晃書記局長の追及に対し、同省の度山徹審議官は、年金を受け . . . 本文を読む
全世代で改悪が実態
安倍政権は社会保障費の削減を狙って、盛んに「高齢者VS現役世代」という世代間対立をあおっています。“高齢者のために現役世代が重い負担をしている”“社会保障は高齢者に偏っている”というのが決まり文句ですが、実態はどうか。
国の責任転嫁
「2022年度に保険料率10%以上の健保組合が4割を超える」「解散リスクが一層高まる」― . . . 本文を読む