民主主義の危機・思想統制に懸念
菅内閣による日本学術会議の会員任命拒否問題にたいして、抗議や懸念を表明した団体が、29日までに1349にのぼることが、「安全保障関連法に反対する学者の会」調べで分かりました。「学問の自由」への侵害を批判すると同時に、ひいては大学のあり方、民主主義の危機だととらえているのが特徴で、国際的な批判も高まっています。
(写真)人文系310学会の . . . 本文を読む
沖縄県は11日、同県名護市辺野古の米軍新基地建設問題の「抗告訴訟」で、県の訴えを却下した那覇地裁の不当判決を不服として、福岡高裁那覇支部に控訴しました。 同訴訟では、同新基地建設の工事を止めるために県が行った埋め立て承認の撤回を取り消した国土交通相の裁決は違法だとして、国を相手に県が同裁決の取り消しを求めています。11月27日の那覇地裁の不当判決は、審理対象ではないとして県の訴えを「門前払い」に . . . 本文を読む
賛同求め英語で共同声明
菅義偉首相による日本学術会議会員の任命拒否を危惧する人文社会系の310学協会は2日、拒否撤回を求める共同声明を英語で発表、日本外国特派員協会で記者会見し世界の研究者や市民に賛同を訴えました。世界に向けて、これだけの規模の人文社会科学の学会がまとまって意見表明するのは初めてといいます。
(写真)記者会見する(左から)木畑、氷見山、佐藤の各氏=2日 . . . 本文を読む
学者・市民ら院内集会
(写真)主催者あいさつをする藤田高景・菅政権による検察・行政の強権支配を糺す会代表=30日、衆院第1議員会館
小池氏が参加
菅義偉首相による日本学術会議への人事介入は憲法違反だとして、会員任命拒否の撤回を求める「許すな憲法破壊! 緊急院内集会」が30日、国会内で開かれました。主催は「菅政権による検察・行政の強権支配を糺(ただ)す会」 . . . 本文を読む
井上信治科学技術担当相が参院内閣委員会(17日)で、日本学術会議に対して、研究成果が民生にも軍事にも使われる「デュアル・ユース」(軍民両用)について検討を求めていることを明らかにしました。自民党幹部も同様の発言を繰り返しています。これは、学術会議への軍事研究の押し付けであり、学術会議の在り方を真正面から否定するものです。
戦争協力の反省が出発点
学術会議は1949年、科学者が戦争に動員された . . . 本文を読む