鳥無き里の蝙蝠☆改

独り言書いてまーす

【日記】オフラインについて〜地方の限界を感じる〜

2018-09-26 17:55:49 | 考察

人口密度の大小は、人同士の干渉度合いに相関がある。密度が高いほど人同士は接触に対し消極的で、密度が低いほど積極的である。無人島に漂流した数人が協力し合うのは合理的な選択だが、栄えた都市において人間一人が誰かの助力に依存する必要はない。

人間関係を煩わしいと感じることは多い。極端に不便の多い地方に住んでいるわけではないが、都心に住んでいる者からすれば十分に田舎と思える地域に住んでいる俺である。最近、また新たなボードゲームにはまってその遊び相手を得るため日々「誰か誰か」と躍起になっているのだが、もし俺が都心部に住んでいて同好会が開催される場所まで電車一本で辿り着く環境で暮らしていたならそんな問題には直面していないことだろう。

アナログゲームにこだわる理由はいくつかある。デジタルゲームの制作にはプログラミング技術が必要であり、俺はその知識が皆無であるということ。消去法的に自作難易度が低いアナログゲームしか残っていないということ。実際に同じ卓をはさんで相手の反応を見ながら遊ぶことが楽しいと思っているということ。

アナログゲームの自作に挑戦したことが何度かある。挫折してしまったのはなぜかといえば、資金や熱意や頭脳の問題ではなく、テストプレイの相手を見つけるための労力が自分にとっては大きかったからである。これが都心部だったならどうだろう? 定期的に同好会に参加していればテストプレイに付き合ってくれる人が全くいないという状況になるとは考えにくい。ネット上のコミュニティで仲良くなった相手とオフ会感覚で交流を持つにしても、それはやはり都心部ならではの方策だろう。都心へ行くために1時間以上かかる、という事実はなにかのモチベーションをガタ落ちさせるためには十分な距離だということだ。

もしもアナログゲーム自作という趣味を今後5年以上続けるつもりなら住居を変えるべきなのだろうかと考えた。その分野が好きで尚且つ得意で商業化にさえ届く人達というのはやはり環境からして違うのだろうと思った。遊びから商売までネットで完結できる人もいくつか見受けられるが、彼らはアナログやリアルで可能なことと難しいことを肌で知っていて、デジタルやネットの強みと弱みを理解しているからだろう。

環境による問題によって可能性が狭まる感覚は誰もが経験したことがあるだろう。すぐに会いに行けるリア友との関係にこだわらなければ解決する問題は、これまでもこれからも俺を悩ませるのだろう。
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