かりんとうの小部屋Z

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中島みゆきとバブル

2016年01月18日 20時50分51秒 | 中島みゆき
バブル時代、みゆきさんは何を考えていたのだろう。私はそのころファンではなかったからわからない。
でもその頃のシングルを聴くと、みゆきさんのバブルへの思いが見えてくる。というかバブル崩壊まで
ほとんど警告を鳴らすような歌ばかりだ。

仮面(1988年シングル)
「あれはあんたの正体じゃないか 知ったことじゃないあんたの痛み 勝手に底まで落ちぶれるがいい
 羽振りの良かった時代のように 思いあがった口をききなさい…
 ねぇ、覚えてやしないでしょう あたしあんたが文無しだった頃から近くにいたのにさ」

バブル崩壊を予言するかのような歌詞。

あした(1989年シングル)
「もしも明日私たちが何もかもを失くして ただの心しか持たないやせた猫になっても」

バブル最盛期とは思えない・・・。

with(1990年シングル)
「そのあとへ君の名を綴っていいか with…淋しさと 虚しさと 疑いとのかわりに」

あの時代にあって正常な人間はどれだけの悲しみと孤独を感じたのだろう?

トーキョー迷子(1991年シングル)
「5年かければ 人は顔立ちも変わる ましてや男 ましてや他人 今日もトーキョー迷子」

バブルの5年でみんな変わってしまいましたね。これはこじつけ。

浅い眠り(1992年シングル)
「忘れないと誓ったあの日の夏は遠く 寄せ て返す波にもあの日の風はいない ああ二人で点したあの部屋のキャンドルは 光あふれる時代の中で どこへはかなく消えていったのか」
「浅い眠りにさすらいながら 街は本当は愛を呼んでいる」

バブル崩壊した後の歌か。タイトルが「浅い眠り」だし。


これ以降はもうバブルがどうのいう必要がなくなったのかテーマが変わる。


空と君のあいだに/ファイト(1994年シングル)
「ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ いつまでも」

傷ついた人たちを慰める歌に変わってますね。


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