君の色が、好き。
君を、みたよ。
真昼の君は雲の絨緞をドンドン厚くして、
その上を別の雲が、
のしのしと、悠々と、行進していった。
雲の親分が渦を巻きだしたと思ったら
グアンッ!って君が翻る音がしたか思ったくらい
君は大胆に表情を変えて、飛んでった。
風の勢いに乗って、上へ上へ。
君の偉大さに後押しされる様に
YUKOだって、YUKOなりに頑張って今日をすごしたよ。
そして、また君に出会ったンだ。
夕刻前の君は違う顔した雲の絨緞を引き連れて
YUKOに、大きなフタするみたいに覆いかぶさった。
真っ黒で分厚い雲の絨緞の下で、
ちっぽけなYUKOは、つい「光」を探してしまう。
君の中に見え隠れする「希望」を見いだす様に
さぁ、何処に行く?
ここから続く、宇宙の片隅で。