ある日、学校から帰宅した娘が突然言った。
「ママ、シュシュ創って。(娘/小3)」
「なんで?いっぱいあるじゃん。(YUKO)」
「学校でいるの。(娘)」
「???(母)」
私のダンススクールには、レッスンを受ける度にスタンプを押してあげるカードがある。スタンプがたまると、私の手作り雑貨がご褒美としてもらえる、というシステム。バッチ/ストラップ/バッグ/パンツ/飾りゴム/シュシュなどなど...つまり、娘は私がシュシュを創れる事を知っている。
↑スクールご褒美用のシュシュ達
「何に使うの?(母)」
「"ポニーテールとシュシュ"踊るの。(娘)」
「...持ってるのじゃダメなの?(母)」
「"水玉"がいいの。泉(せん)以外はみんな持ってるの。(娘)」
さぁ、お気づきだろうか?ここでのポイントは『みんな』である。
『みんな』とは彼女の周りの数人であって実際は『皆』ではない。
つまり交渉時に一番ありがちな王道手段である。
と、いう以前に、、、
私たちの職業柄、彼女は小3女子にしては、珍しいくらい色々な音を知っている。小学生になると同時に連れ立って楽しんでいるビルボード・ライヴ、ブルースもジャズもファンクも、ノリノリの彼女。バーナード・パーディのステージにあげてもらったり、チャカ・カーンのホテルにまで呼んでもらってる。
は、学校へ行けば何のためらいもなく
『ポニーテールとシュシュ』だ。
もちろん、AKB48を否定するものではないが、、、
「...なんて自由...なんだ。」
と、心でつぶやかずにはいられない母なのである。
は、さておき、、シュシュ。
「今、仕事めっちゃ忙しいから時間ある時でいい?(母)」
「いいよ!ありがとう、ママ大好き♪(娘)」
....その世当たり、どこで覚えたのさ...
さて、こうして、どんなに忙しくても育児はやってくるのだ。
なんだかんだで、仕事の合間を縫ってセコセコと『娘がAKB48を踊る用シュシュ』を創る。
頭の片隅で"スクール用は創るクセに自分には創ってくれないなんて..."と母親の愛情を疑われては...などという一抹の不安と山盛りの???を抱えながら。(考え過ぎ)
で、これが出来上がる。全然、YUKOの趣味ではないけどAKB48っぽいシュシュ。
↑娘用シュシュ
「どぉ?(母)」
「最高!やっぱママ天才!!」
...だから、スゲェーよ、その世当たり...
翌日、娘が学校から帰宅。(朝イチで↑のシュシュ使ってポニーテールして行った)
「あのね!みんなスッゴイかわいい!!って大好評だったよ!!(娘)」
「あ、そう、よかったね♪(母)」
「でね、◯◯ちゃんが欲しいって♪(娘)」
「....え?(母)」
「...創って...くれる..よね?(娘)」
...マジ...か...。
「えーっと、いーんだけど....(母)」
「うん、だからね、◯◯ちゃんに、ちゃんと"ママに聞いてみるね"って言ったの、そしたらね"じゃぁ『いくらですか?』って聞いてみてくれる?"って◯◯ちゃん言ってたよ。ママ、いくらならいい?(娘)」
....ス、スゲェーよ、お前ら、頭働き過ぎだよ....
「い、いくら、とか、そんなお金はいらないからさ、ただホント忙しいから時間ある時に創るまで待ってくれる?(母)」
「うん!じゃぁ、そぉ伝えとくね♪(娘)」
....結局、創る流れになっちゃって...る。
その後...
ちょいちょい「シュシュ、創るの忘れてないよね?」と念を押され...約一週間が経過。
「ただいまぁ☆(娘)」
「おかえり。あれ?そのシュシュどーしたの?(母、娘の腕に見慣れないシュシュを発見)」
「あー、これ?◯◯ちゃんが"交換ね♪"ってくれたの♪(娘)」
「"交換"ってママ、まだ創ってあげてないよね?(母)」
「うん。でも◯◯ちゃんのおねぇちゃんもシュシュつくれるから、◯◯ちゃんが頼んでお礼に創ってもらったんだって♪」
↑娘が貰ってきたシュシュ
....お、おねぇちゃんまでまきこんだのか...ってか、おねぇちゃん創れるの???
あー。わかったよ。泉と同じシュシュなわけね、それを創れるのはYUKOなわけね。そーゆー事ね。。。__;
「そ、そっか...(母)」
翌日。
娘が学校に行ってる間に、超特急で創りました。
↑お友達用シュシュ
さて、後、何個創るんだ?