③.死者の状態
聖書は死者の状態について、次のように 5つに分けて説明しています。
1)死者は いっさいの感情、意識、計画はない:
「生きている者は死ぬべき事を知っている。しかし死者は何事をも知らない」(伝道の書9:5)。
「その息が出ていけば彼は土に帰る。その日には彼のもろもろの計画は滅びる」(詩篇146:4)。
2)死者は活動することも、知識、知恵などの知的活動もない:
「あなたの行く陰府には、わざも、計略も、知識も、知恵もないからである」(伝道の書 9:10)。
3)死者は主を記憶することも、ほめたたえることも出来ない:
「死においては、あなたを覚えるものはなく、陰府(墓)においては、だれがあなたをほめたたえることができましょうか」(詩篇 6:5)。
「死んだ者も、音なき所に下る者も、主をほめたたえることはない」(詩篇 115:17)。
4)人の死と眠りの無意識の状態は同じものである:
「あちらへ行っていなさい。少女は死んだのではない。眠っているだけである」(マタイ 9:24)。
5)死者はよみがえる瞬間まで眠りについている:
「このことを驚くには及ばない。墓の中にいる者たちがみな神の子の声を聞き、善をおこなった人々は、生命を受けるためによみがえり、悪をおこなった人々は、さばきを受けるためによみがえって、それぞれ出てくる時が来るであろう」(ヨハネ 5:28,29)。