158banchi日和

平成27年4月をもちまして『158banchi』は閉店いたしました
新天地‘新潟’でのお気楽ライフなんぞ綴ったりして

映画“大奥”

2010-11-03 23:45:40 | 試写会(映画)感想文
今年も残すところ二ヶ月となった、この月曜日。

ファーストデイなので映画のハシゴをしました。

109シネマズのカードを作ってしまいましたぁ~
1000円で観られる日が増えました


大奥

男だけを襲う謎の疫病が席巻した江戸時代。
日本は8割の男が死に至り、その数、実に女の4分の1に減少していた。
全ての重要な仕事は女が占め、男が身体を売る男女逆転の浮世。
そんな世で最も贅沢を尽くした場所。
それは、1人の女将軍に3000人の美しき男たちが仕える女人禁制の男の園、大奥だった・・・

『大奥』ものはだぁ~~い好きですからっっ楽しみにしていました
男女逆転という突拍子な設定ですが、しっかり時代考証に基づいているので、
ありえなさにガッカリなんてことも無く、
面白かったですぅ~~

吉宗の登場シーンなんて、あの『暴れん坊将軍』を彷彿とさせる・・・
あれはドラマか・・・

思ったより、水野(二宮和也)と吉宗(柴咲コウ)の絡みが少なかったので拍子抜けしましたが・・・
ダブル主演と聞いていたので、吉宗と出会って一悶着あるのかと思ってました。

『大奥』では、煌びやかな衣装も楽しみにしているのですが、
裃にはあまり興味がないので、ちと残念でしたが、
水野の黒一色の裃は素敵でしたねぇ~~~~

時代劇の場合、鬘が似合わない人って残念だよね・・・
誰とは言いませんが・・・
生え際の合わせ方がおかしいのかなぁ~


借りぐらしのアリエッティ

ぼくは、あの年の夏、母の育った古い屋敷で一週間だけ過ごした。
そこでぼくは、母の言っていた小人の少女に出会った・・・

人間に見られてはいけない。
それが床下の小人たちの掟だった。


何度かタイミングを外していたら、上映最終週になっていた・・・
危ない危ない
また見逃すところだった・・・

今作は宮崎駿さんが40年暖めていた企画らしいのですが、
監督は『千と千尋の神隠し』のカオナシのモデルになったという(?)米林宏昌さんでした。
以前の『ゲド戦記』のこともあり・・・
ちょっとおっかなびっくりだったのですが

良かったです
何が、というか・・・ジブリ作品でした
背景も美しかったです

ある古い民家でのお話ですが、今の世の中全体を表しているような気がしてくるお話でした。
絶滅危惧種に対する人間の行動とか・・・
絶滅してもしょうがないと思う者、
必死で守ろうとする者、
ただ見守る者と、
捕まえようとする者。

私は・・・ただ見守る貞子おばあさんみたく生きたい


今、胡桃餅さんとの間で神木くんが話題になっているのですが、
アリエッティを見つける翔役が神木くんなのです。
そのプロフィール写真がっっ

美しいぃ~~~~~~~~~

きゃふ

本を彩る美の歴史

2010-11-02 20:56:47 | 着物でオデカケ♪


芸術の秋を嗜みにひろしま美術館に行きました

手描きの写本、印刷術の発明、本を芸術の水準に高めた近代、そして現代。
本の歴史の展示会です。

本としては、読みにくそうだったりしたんですけど・・・
美術品として楽しめました

印刷技術が発達して良かったぁ~
私にとって活字は精神を安定させる手頃なマストアイテムですからっっ

話は変わって・・・
久方ぶりに着物を着ました。

木綿の着物に
親戚にもらった、紬だか木綿だか分からない着物を帯にお直しした帯を合わせてみました。
いつにも増して地味・・・

なんか・・・久方ぶりすぎて、歩幅感覚が合わず、
幾度なく肌襦袢に阻まれました
一歩一歩が小さくていつもの距離が遠く感じられました。
ふくらはぎが妙に痛む

もっと着物着なくてはね・・・
お直ししてばかりでは、もったいない・・・

本つながりで、
天満屋の新しくできた本屋さんに行きました。
ジュンク堂と丸善がひとつになっただけあって、
2フロアが本だらけ
フラァ~っと本のウィンドショッピングにはいいけど、
普通の本屋でも手に入るような、欲しい本を探すには辛いな・・・


試写会“桜田門外ノ変”

2010-11-02 18:19:57 | 試写会(映画)感想文


この秋冬は時代劇が花盛り

主催はRCC。
協賛は創建ホーム。
会場は広島バルト11。

司会はRCCの誇る天才横山アナウンサー
開場時、入り口に立っておられたそうですが、誰も見向きもしてくれなかったと嘆いておられました。
全然気付かなかった・・・
気付いたとしても、どう反応したらいいのか分からなかったと思うけど。
方々で映画について語られてるだけあって、映画紹介を自分の言葉で話されていたので、とても分かりやすく面白かったです

創建ホームより、CMに出られているカープ4選手の写真の載ったクリアファイルを頂きました。
あの両端の選手が、昨シーズンとまでは言わずとも、それなりに活躍されていたら・・・


今から150年前、
黒船来航に端を発する鎖国政策の崩壊。時代の転換期に立つことを余儀なくされた日本。
開国か攘夷か。
二つの相反する思想は次第に幕府の根幹を揺るがす政治闘争へと発展した。
開国を推し進めていた大老・井伊直弼を、尊王攘夷へと傾いていった水戸の浪士たちが打ち倒した、
『桜田門外ノ変』
吉村昭の同名小説を原作に、
襲撃の指揮を執った水戸藩士・関鉄之助をはじめとする襲撃者たちの、志を胸に事件へと至った過程、そして逃亡の果てに迎える運命を描いた歴史時代劇。


『桜田門外の変』といえば、日本史で必ず習う、有名な事件だけど・・・
井伊大老を水戸藩士が暗殺した事件。
ぐらいしか知らない人が多いらしい。私もその一人・・・
題名は『桜田門外ノ変』ですが、事件後のことに重点を置いて描かれています。

ちょっと時間軸が前後するので、しっかり観てないと分かりにくい。
しかも・・・名前がいっぱい出てきて覚えられないぃ~~~~~~
誰が誰やら・・・
パンフレットをしっかり読み込んで観た方がいいかも。

あの時代、日本の行く末を憂い、命がけで闘っていたんだな。
その手段が最善だったのか、
その後日本の歩んだ道が良かったのか分からないけど・・・

今の時代、公務員の求人が大人気なのは、この日本を何とかしようと集まっているのではなく、
安定を求めてのことだったりするもんね。
まぁ、そうじゃない人もいるかもしれないけど・・・
そんな私も傍観者に成り下がってるので何とも言えないのですが

今回、一番感動したのは、エンドロールのSpecial Thanksの欄。
個人名はもとより、茨城県の団体名がズラァ~っと並んでいるのです。
制作費からロケセットからボランティアなどなど、
茨城県と旧水戸藩の市町村の想いの詰まった作品のようです。