大村ボートの『第20回グランドチャンピオン決定戦』は湯川浩司選手の優勝で幕を閉じました。
節間の総売上額は118億1810万9700円。目標の120億円にはわずかに届きませんでしたが、浜名湖笹川賞の116億7998万100円を少し上回り、競艇発祥の地で約55年ぶりのSGは、一定の成果と課題を残して来年の競艇王チャレンジカップへ向かっていきます。
さて、グラチャンを制した湯川選手の36号機は、4月の大村58周年で〝石野信用金庫〟こと石野貴之選手が乗って優勝戦②着。オーシャンカップ出場勝負駆けを成功させたエンジンでした。石野選手によると「前節の津58周年で一緒だったときに僕の形に叩いて行かはったんですよ」。きっと、36号機を引いたときから少なからず〝運命〟は感じていたはずです。
きょう28日が準優勝戦の児島は6戦5勝、2着1回の石野選手がシリーズリーダーです。2連対率№2(47・1%)の33号機と、好調の出足型のプロペラがベストマッチング! 5勝の2連単配当の内訳を見ると220円(1番人気)、700円(3番人気)、400円(2番人気)、390円(2番人気)、260円(1番人気)。これぞ『信用金庫』という配当がズラリと並んでいます。前半8R、準優12Rを勝って準パーフェクトVに王手をかけてもらいましょう。
今節1番のライバルは池永太選手。地区スター候補生に選出された97期の逸材で、九州の新鋭世代(SG覇者の岡崎恭裕選手は除く)では全国スター候補生の篠崎元志(福岡)選手の次にランクされています。まだA1級経験も優勝経験もありませんが、今期勝率7・33は今節のメンバーでブッちぎりの№1。絶対に覚えておかないといけない名前です。ピットでも節イチは石野派と池永派に二分。準優の出番は11Rです。
デビュー初準優の104期生・宮野仁選手にも注目しましょう。3日目6Rで一般戦の鬼・岡本慎治選手のイン戦を6コースからの捲り差しで撃破! 地元戦初勝利&デビュー初準優進出と2つの目標を達成しました。デビュー2年目。いきなり2本のFを切ってつまずきましたが、長い罰則期間中に児島で熱心に練習をした成果が2回目の地元戦で発揮されました。池永選手同様に準優の出番は11Rです。
「いいことイロイロ16♯杯」だから2連単1-6が多いのかと思いきや、1-5が頻出する児島のイン☆BOでした。