本日(6月29日)びわこ競艇場で開催された『水無月賞競走』12R優勝戦にジュウスポ所属・福井支部<ブサイク王子>こと松村康太が1号艇での出走。びわこ競艇場は松村康太が初優勝を遂げた思い出の地であるとともに今年の新鋭王座決定戦出場に際し<ブサイク王子>と命名された二重に忘れられない競艇場だ。何かが起こる・・・特派員Wは京都での仕事を強引に切り上げ、鯰(なまず)の地へと潜入したのだった。
インが弱いと評判の『びわこ競艇場』。確かに1Rから11Rまでイン逃げが一本も決まっていない。王子の優勝に暗雲が立ち込めるかのように実際に大雨が降り始めてきた。先ほどまでは晴れ間も見えていたのに・・・何かが起きる
スタート展示どおり4号艇・藤丸選手(福岡)が動いて2コースに。しかし王子は冷静に対応。あまり深くならずに1コースをキープ。
『インから1番・4番・2番 ダッシュ3番・5番6番た~いけい(隊形)ッタートしました・・・』
弱冠、スタートの遅れた王子。しかし1Mまでに伸び返しての先マイ!あとはモーターを信じてスロットルを握るだけ。抜け出した!見事なイン逃げ成功だ。何かが起こると思ったのは特派員Wの杞憂に過ぎなかったのだ。このカンの悪さが博打の弱さに影響しているのは言うまでも無い(涙)
グングンと2着との差を広げ独走態勢に入る王子!今年初の優勝おめでとう。大雨の中で傘も差さずに特派員Wは1着でゴール前を駆け抜ける王子に大きく手を振った。ありがとう王子。びわこ競艇場で初の万舟ゲットに特派員Wの興奮は最高潮に達した。表彰式はやらないようだ。ウィニングランの時に写真でも撮ってジュウスポでみんなに報告だ。そしてカメラの準備をしながら対岸の大型ビジョンを観ていた時に事件は起こった!
ゴールして1Mを回りBSで他の選手を先に行かせてからお礼に頭を下げる見慣れた光景をする直前にボートがバタバタと暴れ出した!そして・・・
転覆・・・
こんな事があるのだろうか?ゴール直前3周2Mでの転覆はある。それはレース中のこと。何が起こっても不思議ではない。しかし、これはレース後の出来事である。かなり笑える(爆)実際に特派員Wは盟友・島あたるに大爆笑をしながら電話にて報告(笑)救助艇に引き上げられピットに戻る際にも笑いながら手を振った(怪我の心配は一切しなかった。ごめんね王子)。さらに競艇歴20年を超えるM記者にも報告。優勝後の転覆は見た事がないとのこと。今回の件が如何に前代未聞の出来事なのかを物語るコメントである。
特派員Wは大津京駅で帰郷する<ブサイク王子>こと松村康太選手に直撃インタビューを試みた。
W:『優勝おめでとうございます、ププ(笑)』
ブ:『ありがとうございます。スタートでブルが入っちゃって焦ったんですけど横を見たら来てないんで助かりましたよ。』
W:『(そんなことはどうでもいい)やっちゃいましたね?』
ブ:『いやぁ、恥ずかしいなぁ。』
W:『ネタが増えましたね。』
ブ:『伝説がまた増えちゃいましたよ。M記者にも言われるんだろうなぁ(恥)』
W:『また十三に遊びに来てくださいよ。これをネタに飲みますから(笑)』
ブ:『はい、皆さんによろしく伝えてください、では。』
やはり十三スポーツのお笑いアイドル<ブサイク王子>は違う。まだまだジャックナイフの及ぶところではない。前代未聞の優勝戦後の転覆。語り継がれる伝説をまた一つ手に入れた<ブサイク王子>。彼のお笑い怪進撃はまだまだ続く。
(特派員W)