走れ!優柔不断児

優柔不断なオヤジの戯言。

平々凡々なオヤジが少しだけ頑張るjogやマラニック、日常の出来事について語ります。

ジョグトリップin博多唐津ウルトラ( 2018年度)

2018年05月30日 18時27分04秒 | イベント・大会


5月27日(日)ジョグトリップ「博多唐津ウルトラ」106km大会に参加してきましたのでその様子をレポートします。
九州北部もまもなく梅雨入りしそうな(28日梅雨入りしました)季節となり、じめっと湿気が多い日が最近多くなってきました。また天気が良い日は気温も上がり、日中かなり暑い思いをする日が増えてきました。そんな中、ジョグトリップ「博多唐津ウルトラ」に参加して参りました。昨年の5月からジョグトリップへ参加し始めましたが、昨年はまだ100km超のウルトラを走るだけの自信がなかったため、この大会はパスしました。1年経ちその間何度かウルトラにも挑戦し、ゆっくりではありますが何とか自走できる体力と精神力が身についたと思い今年は参加させて頂くこととしました。

この博多唐津のコースは、普段通勤で通るルートも含まれており、また西の方(前原~唐津)も数え切れないほど何度も通ったことがあるルートです。しかしいつも車で通るばっかりで自分の脚で歩いたり走ったりしたことは数えるほどしかありません。今回は自分の脚で、しかも普段通らない深夜の時間帯を楽しみながら進めたらという気持ちで参加しました。

今回のスタートゴール地点は福岡市博多区にある「承天禅寺」というお寺の前です。博多駅から徒歩10分程度とジョグトリップでは珍しく街の中が発着地点となっております。23時より受付開始、0時スタートです。昨年までは1時スタートだったそうですが、106kmと100km+6kmという微妙な6km分の1時間を余裕持たせるために1時間繰り上げたとのことです。終わってみると、確かにこの6kmが曲者でした。疲れきった脚で市街地ど真ん中の6kmは本当に1時間位見ておく必要があると感じました。

福岡市内での大会という事もあり、自宅から西鉄バスで会場に向かいました。最寄のバス停で降り、向かっていると他の参加者数名と一緒になりました。「(受付は)こっちでいいのですよね」参加者の方から聞かれ自信たっぷりに「はい大丈夫です」と答え一緒に向かいました。ところが目的地に向かうと誰一人いません。全く気配がありません。おかしいな、まだ(主催者の)あみりん来ていないのかなぁ。あみりんに電話するととっくに来て受付開始しているとのこと、少し離れた所から「こっちこっち」と声が聞こえました。一本筋を間違えていたようです。思い込みは怖いですね。ちゃんとホームページに記載されてある説明を確認すべきでした。地元なので知ったかぶりして間違いないと勝手に思い込んでいました。


気を取り直し、受付を済ませます。荷物を預かってくれるのですが、「唐津城行き」と「この場所で預かり」の2つに置き場が別れています。一応往復がコースになっているのですが、片道の唐津城をゴールとしても大丈夫となっています。唐津城ゴールの場合は、唐津城でいつものように記念撮影をして下さいます。

今回も80人を越えるかなりの参加者が集まっています。今回の最遠来は千葉県千葉市から参加の方でした。ここ最近ずっと関西関東など遠方から参加の方がいらっしゃいます。私も逆に関東の大会に出てみたいぁと思いますがなかなか難しいでしょうね。


23時50分になり開会式が始まりました。深夜の街中という事もあり、あみりんも少し小声でしゃべります。本日誕生日を迎えられた方(狙って参加したわけでなく偶然だそうです)、3回目の参加の方が紹介されました。そうこうしているうちにスタートの0時となりました。
いつも通り「5・4・3・2・1はいスタートです」の少し小さめな掛け声のもと一同深夜の街へ飛び出して行きました。深夜のビル街を縫って走って行きます。こんな時間に集団で走っている光景は異様です。知らない人がみると何だろうときっと思うでしょう。博多と天神の間を流れている那珂川を渡ります。橋の上にはたくさんの屋台が出ておりとても賑やかです。


ここ何年も屋台には行っていないのですが、雰囲気がなんともいいですね。ついつい立ち寄りたくなりますが横目で見ながらスルーしていきます。



天神を抜け、いつも来ている大濠公園を過ぎ西新方向へと向かいます。ここは毎日通勤で通るルートです。朝晩はかなり交通量があるのですがさすがにひっそりとしています。


今日のルートは基本的に国道202号線を西進していくルートですので迷う事はありません。
直進なのですが、道路の右を通るか左側を通るか時折矢印で案内があります。
市街地を抜け郊外へとやってきました。生の松原を過ぎ、今宿まで来ると右手に海岸が見えてきます。最初のオアシス(エイド)に到着です。


本日最初のオアシス食は「かっぱ巻き」です。いつもながら梅味がきいて美味しいです。


復路も同じルートを帰ってくるため往路分と復路分の2種類のクーラーBOXが置いてあります。ここまで14km。ということは、帰りはここからゴールまで14kmオアシス無しか、ちょっときついなぁと早くも帰りの事が頭に浮かびました。(まぁコンビにはたくさんあるので何とでもなります)

日中は暑いですがこの時間帯は涼しく快適に走ることが出来ました。前原にある次のオアシスを目指して進んで行きます。


このあたりになるとだいぶ信号機の数も減って走りやすくなってきました。このブログを書いていて夜間の出来事をどのように表現するかということに迷います。夜間は写真を撮影する頻度が減少するからです。日中は気になった光景を写真に撮り掲載する事ができるのですが、夜間は撮影対象が少なく、また撮影できる範囲も限られてくるため、どうしても撮影枚数が減ってしまいます。という事で夜が明けるまではオアシス食位しか撮影対象がなく、つまらない記事になってしまい申し訳ありません。

さて話を戻して先へ進みます。福岡市を抜け糸島市にやってきました。未だに「糸島市」と呼ぶのに抵抗があります。古い人間なので「糸島郡前原町」の方がしっくりきます。

2番目のオアシス23km地点に到着です。私はいつも次のオアシスを目指して走るように心掛けています。残りあと80kmなどと考えると気が遠くなり嫌になるので次のオアシスまであと2kmもう少しだ頑張ろうという気持ちで走るようにしております。




オアシス食は「コーヒー大福」でした。ジョグトリップで出されるスイーツはどれも絶品です。オアシス食を楽しみに参加されている方も多いのではないでしょうか。ちゃんと立ち止まってゆっくり食べる事で休息を摂ることができるのも良い点だと思います。
小休止して先に進みます。ここまではいつもの顔なじみの○房さん、○串さん、○坂さんたちと一緒に走ってきましたが、いつもながらこの3人はとてもペースが速く、無理をしないようにとこの先は一人マイペースで進むこととしました。




国道と言えどもこの時間になると車もほとんど通りません。この先しばらくコンビニはなかったなと思い、深江駅先のセブンイレブンに立ち寄りトイレを借りました。次のオアシスはもう直ぐ先です。反対側の歩道を「ベルちゃん」が元気よく走り去って行きました。3番目のオアシス34km地点に到着しました。


オアシス食は「いなり寿司」いつも通り、お一人様2個。やっぱりいつ食べても美味しいです。ゆっくりくつろぎたいところですが、腰を据えると動きたくなくなってしまうので立ち上がって出発します。時刻は4時過を少し回ったあたりです。睡魔が襲います。走りながら時折ふらっとします。「気をつけて」と自分に言い聞かせながら走ります。

37km地点の辺りで左折するよう矢印が引かれています。ずっと海岸沿いの国道を走ってきたのですがここからちょっとした山道へと入って行きます。立花峠を越え旧唐津街道を進んで行くルートです。今回の大会は珍しくジョグトリップ名物の起伏がほとんどありません。この立花峠近辺が唯一の勾配箇所です。勾配と言っても最大で100mちょっとなのでやさしい方です。6kmほどアップダウンを繰り返し、山道を進んで行きます。


上り坂の途中で薄っすらと夜が明けてきました。遠くに海が見えます。他の方も立ち止まって写真を撮っています。いつもながら上り坂は大変ですが、上った先から見える景色が美しく感動します。
今まで国道かバイパスばかり通っていたため、このような街道があるとは知らず初めて通りました。田舎の風景を見るとなぜかホッとします。




峠も後半にさしかかったところで再び○房さんと○坂さんの背中が見えました。近づいて挨拶しようと追っかけますが、やはり早いのですこの2人は。とくに○房さん、上りはゆっくりなのですが、下りになると超早くあっという間に引き離されます。結局このあとの46kmオアシスまで追いつけませんでした。峠を抜け再び海岸線に戻ってきました。遠くに折り返し地点の唐津城が見えます。




始発電車が動き出しました。これでいつでもワープできます(笑)


4番目のオアシスに到着です。「野崎蒲鉾店」の軒先を開放して頂いております。


ここでのオアシス食は「コーヒープリン」でした。ひんやりつるっと喉越し良く美味しく頂きました。


隣のクーラーBOXには復路用として「魚ロッケ」と書いてあります。恐らくここの蒲鉾屋さんの商品でしょう。なんとなくどんな食材か想像つきましたが、実物は復路で寄った時の楽しみにとっておくことにします。

ひと息ついて折り返しの唐津城を目指します。あと7km程です。虹の松原のあたりから「フリーゾーン」となっています。そのまま県道を進んでも良いし、海岸を進んでも良いし、松原の中を進んでも構いません。(松原の中を行くと迷子になりそうになります)




せっかくなので海岸の砂浜を行くことにしました。ずーっと先まで砂浜が続いています。進めど進めど中々近づきません。砂に脚をとられて走り辛いです。結局唐津城手前のホテルのところまで砂浜を走ってきました。あとで聞くと大半の方は県道を選んだそうです。








この川を渡ると折り返しの唐津城到着です。


昨年の「唐津ダブルフル」を走った時もそうでしたが、唐津城が見えてからたどり着くまで長かったこと。早くも先頭ランナーが折り返してすれ違いました。お城の下にテントを張って休息所を準備してくれており、先着の何人かの方が休まれています。オアシス食の「押し寿司」を頂きます。




この「押し寿司」はウルトラの大会でしか見かけません。久しぶりに頂きます。ボリュームがあり、空きっ腹を満たしてくれました。少し長めの休憩を終え復路につきます。帰りは素直に県道の松原並木を通るルートを進みました。




時折他の参加者とすれ違います。「お疲れ様です」と声を掛け合います。50kmを越え脚に痛みが出てきましたが、まだ歩かずゆっくりではありますが走って進めます。先程の「野崎蒲鉾店」60kmオアシスにやってきました。


そしてオアシス食は例の「魚ロッケ」です。ジョグトリップ初の食材です。ありがたく2枚入り。


想像はしていました。決して嫌いな訳ではありません。が、ちょっと無理かも、こんなこともあろうかとバッグに忍ばせてあるジップロックを今日も取り出し、持ち帰りとさせて頂くこととしました。これは帰ってからビールのおつまみにしようと自分に言い聞かせて。

さて先に進みます。再び海岸線を進んで行くと最年長のお馴染み○永さんとすれ違いました。顔と腕に傷を負っています。出血は止まっていますが結構深い傷跡が痛々しいです。聞くと夜道で転んでしまったとのこと。ゴール後ご本人から聞いたのですが、このあと松原でも引っかかって転倒したそうで手の甲が青く腫れていました。翌日病院に行かれたそうですが大丈夫だったでしょうか。




再び立花峠への入口へとやってきました。実は折り返しの後、ここに来るまでの間ずっと考えていました。それは正規ルート(峠越え)を行くかショートカットして海岸線を進むかということを。海岸線を行けばきつい坂を走らずに済み時間距離も短縮されます。その選択をしようかと考えていましたが、「いやゴールしたあと絶対後悔する。このコースは1年に1回しか走れないのだから次回は正規ルートを行こうとしてもそれは1年後にしかかなわない。その間ずっと心残りな思いをするのだろうな」という思いが強まり正規ルート(峠越え)を行くこととしました。大したことではないかもしれませんが、今思うとやはり良かったです。




峠を下ると所々紫陽花が咲いていました。そういえばさっき大きなカタツムリも見ました。






福吉を過ぎ72km地点のオアシスに到着しました。オアシス食は「マーコットプリン」です。夏限定の逸品です。


この頃になるとだいぶ脚に痛みが出てきました。ウルトラを走ると毎回そうなのですが、走るのを止めて歩きに変えよう、そろそろ歩き走りしようという気持ちがやってきます。


まだもう少しは行けそう、80kmまでは歩かず進もうと言い聞かせゆっくり進んで行きました。この頃から時折赤信号で立ち止まることが増えてきました。元気なうちは信号にかかるのは嫌ですが、疲れてくると立止まる口実ができるので逆にラッキーと思えてしまします。
83km地点のオアシスに到着しました。地面に座り込み脚をマッサージして休みます。


オアシス食は「桃の水大福」これまた夏場限定で、一瞬梅の果実を思わせますが桃であるという不思議な美味しい大福です。


気温もぐんぐん上昇してきました。30℃に近いのではないでしょうか。次のオアシスまでに途中給水しないと持ちそうにありません。途中コンビニに立ち寄ろうと決めて出発しました。

歩きを交えないと進めない状態になっていましたので1.5km走って0.5km歩くを繰り返します。キロ8分半くらいで進みました。
途中セブンイレブンに立ち寄り水分補給します。この先冷たい飲料が飲めるようにとペットボトルの凍ったお茶も買いました。凍っているのですぐには飲めませんがこの暑さですので溶けるまでそれほど時間はかかりませんでした。


このあたりからずーっと3~4人の方と前に出たり後ろに下がったりを繰りかえしました。
同じような状態なので少し走っては歩くの繰り返しでどちらかが歩き始めたら追いついてしまうのです。こんなことを10数回繰り返したでしょうか。




12時半頃、92kmのオアシスへ到着しました。喉がからからで水、お茶、コーラと一通り頂きます。オアシス食は「ミニトマト」平戸産です。




「お一人3個」でなく「3個以上OK」と書いてあります。食欲はあまりなかったのですが、いつもこのトマトは入ります。5~6個頂きました。


さあ後はゴールまで約14kmです。日常生活で馴染みが深い景色へと変わってきました。
不思議と少し元気が出て3kmくらい歩かず続けて走ることができました。
いつも週末走る室見川を渡ります。


西新までやってきました。


いつも仕事帰りに立ち寄る大濠公園を過ぎます。


天神を抜けて行きます。あと2kmもうすぐゴールです。


福岡市赤煉瓦文化館(旧日本生命保険株式会社九州支店)です。




長い信号に掛かりそうになったので右折し一本隣の道を進みました。博多座の前を過ぎ大博通りへと出ました。


14時15分無事ゴールすることができました。長かった道のりでしたが最後まで自分の脚で辿りつくことができました。


いつも通り記念撮影をして頂き、参加者の声を述べました。


あみりんの奥さんも手伝いで来られていました。オアシスの数が多かったのでこれから撤収に回るとのことです。せっかくのお休みの日なのにありがとうございました。

今回印象深かったのは、通勤で通いなれた街中を深夜の時間帯に走り、普段とは違った光景を見ることができたこと、久しぶりに見た屋台は新鮮に映りました。また夜明けを向かえ次第に明るくなっていく中、山の途中から見えた海がとても綺麗でした。虹の松原も印象的でした。
その後、約2時間他の参加者たちと歓談を楽しみ帰路につきました。ところでF房さん無事戻ってこられましたでしょうか。(いつも早く戻って来られるのに今回遅く、途中までご一緒されていた○串さん、○坂さんに聞いたところ、途中で「ぶっちぎられました、えっまだ帰って来ていないのですか?」と。)結果ご存知の方、教えてください。

反省点として2点、
①夜間走行のライト
 簡易的なクリップで留めるものしか装備しなかったため、暗くて山道は足元が不安でした。重たくてもちゃんとしたヘッドライトが必需品だと感じました。

②事前確認
 勝手な思い込みで集合場所をいきなり間違えました。ホームページに詳しく丁寧に案内が記載されていますので、ちゃんと確認するよう気をつけます。

今後の予定は、6月10日のジョグトリップ「唐津鷹島54㎞」に参加します。17日は熊本県美里町にある日本一の石段3,333段を駆け登る「白龍走」に申し込んでいます。(どうなることやら…)27日のジョグトリップ「伊万里平戸ウルトラ」はまだ申し込みしていませんが、参加予定です。
あっその前に6月2日(土)大濠公園でひまわりの種まきをします。詳細はジョグトリップフェイスブック内のイベント情報をご覧下さい。当日はあみりんも来て下さいます。夕方からは「一杯やりましょう」となっています。これも同イベント情報をご覧下さい。
お時間ある方、夕方からだけでもご一緒いかがですか。

最後にいつもながらですが、
「ご一緒させて頂きました皆様、本日もありがとうございました」
「家族のみんな、長い時間留守して好き勝手やらせて頂きすみません、そしてありがとう」

本日の走行距離…106km
本日までの5月度累計走行距離…522km