青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第八十六話①

2023-05-16 | 第八十五話〜第八十七話

「おいチョル!先生が呼んでっぞ!」

チョルとミエの空間に突然入り込んできたベ・ホンギュ。

ミエは思わずホンギュを睨んだ。

あ・・

チョルは若干拍子抜けをしたような気持ちで、ミエに背を向ける。

とりあえず、ここはホンギュについて行くのが先決だ。

「行くぞ」

[えっ・・・]

ミエは戸惑ったが、また次のタイミングがあるだろうとも思っていた。

しかし全授業が終わるまで、そのタイミングはやってこなかった・・

もとい、ホンギュが徹底的に阻止していた。

「なぁ、見せたいもんあんだよ!」「おい!ちょっと手伝ってくれよ!」

「一緒にいかなきゃなんだって!すぐすぐ!」

「あ・・」

[えっ・・]

えええ??

 

疑問符の後に、沸々とした怒りが湧いてきた。

ミエは授業が終わった頃合いを見計らって、ベホンギュを非常階段横に呼び出す。

 

ダンッ!

「うおっ・・びっくり・・」

「あんた一体何なの?!なんで邪魔するの!?
 
あんたは知らないかも知んないけど、明日はすっごく大事な・・」
 
 
すごみながらそう言ったミエであったが、ホンギュはひょいとそれを躱した。
 
「何なんだよ!」
 
 
「イチャモンつけてくんじゃねーよ!」
 
 
ホンギュはそう言って、バタバタと逃げて行った。
 
まるで何か後ろめたいことがあるかのようなその態度に、ミエは白目で疑問符を浮かべる。
 
何アレ?!

 

いつの間にかとっぷりと日は暮れ、ミエは暗くなった外に一人出た。

考えるのは、先ほどの違和感しかないホンギュの態度・・。

元々変だけど、なんかますます変になってない?
 
そしてヨンヒは結局来なかった・・けどよくあることだよね。ソラもどっか行ってたし

思い出すのは、ここ数日のユンヒ達とのやりとりだ。

「確実に大魔王のカバンの中に入れたから、期待して待たれよ!」

「断言するから。大魔王、絶対何かしてくれるって!」

 

 

見上げた空に、飛行機が見えた。

ミエはそれが、願いを叶えてくれると信じている。

[とにかく、キム・チョルがすぐに答え合わせをしてくれるはず!]

[それが本当に合ってるか]

[合ってないか—・・]

”大魔王が絶対何かしてくれる”の答え合わせを、きっとチョルがしてくれる——・・。

 

 

トンッ

飛行機を見上げながら歩いたら、背中が誰かと触れた。

首を後ろに倒してみると、指の間からチョルの顔が見える。

「何やってんだ?」

ミエは心の中で叫んだ。

キターーーーーーーッ!!!

その答え合わせをするべく、とうとうチョルが来てくれたのだ・・!

 

 

 


第八十六話①でした。

 

妨害するホンギュw

確信犯〜w

 

第八十六話②に続きます



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