青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第五十九話④

2022-05-07 | 第五十八話〜第六十話

キム・チョルは、窓から空を見上げていた。

光る星がいくつか見える。

今日の昼間のことを思い返し、考えていた。

ミエが自分を心配している気持ちや、

自分がどう振る舞っていけばいいのだろうかということなどを・・。

 

 

一方ミエは、早速体を鍛え始めていた。

目指せ体育祭の全競技出場、である。

ふんっ!

一人ガッツポーズを決め、気合いは十分だ。

確か明日は、3年12組のクラスの出し物競技が決まるはずだ・・・。

 

 

翌朝、早速チョルはクラスメートにこう言った。

「俺出るよ、サッカー」

その瞬間、わっと教室が沸いた。たった一人を除いては・・。

「おおっ!」「やったー!うちのクラス優勝だ!」「サイコー!」

その様子を見て、ミエがクククとほくそ笑む・・。

「はーい座って」

担任はチョークを持つと、早速伝達事項を黒板に書き始めた。

「体育祭のクラス別出し物と、種目が決まりました」

「おおーっ」

「うちのクラスは・・」

その時、クラス中の時が止まった(ような気がした)。

 

ドン!

「フォークダンスです」

ドドン!

 

”フォークダンス”と聞いて、真っ先に思い浮かんだのはあれだった。

 

5年前の夏、まだ幼い自分とチョルが田舎の草原の真ん中で、

手を取って踊った初めてのフォークダンス———・・。

 

 

ドンッ!

・・しかし現実は今ここ。

「全種目出る!」と息巻いて蓋を開けたら、フォークダンスって・・・。

 

からかわれ100%、笑い者100%確定なわけで・・・。

 

[ええええーーーーーーーっ???]

 

 

<けどこれはちょっと・・>

 

 

 

ミエの脳裏に、昨日のことが蘇る。

「うちらは同志だよ。良くも悪くも、もう私たちはこの状況を乗り切るしかないんだって!」

「どうせみんな見てるなら、堂々と出て行っちゃおうよ!

これで誰もうちらをからかえないよ!」
 
 
「おう」
 
 
[・・って自信たっぷりに言ったのに]
 

フォークダンス?!

チョルとミエの脳裏に、最悪の展開が浮かぶ。

「チョルとミエだ」「チョルとミエが踊ってる」「歌は?アカスリダンスは?」

 

[いや、いくらなんでも全校生徒が見てる前ではちょっと・・!!]

これがリレーとか球技とかなら良かったのに、フォークダンス・・・。

早速の計画の頓挫を感じながら、ミエは白目でショックを受けた。

 

けれど現実は厳しく、その日のうちに早速フォークダンスの練習が行われたのだった・・・。

 


第五十九話④でした。

 

クラス別の出し物もあるんですね!フォークダンスか〜〜

なんか日本の体育祭より競技が多岐に渡っていて楽しそうですね!景品も出るし・・

しかし”チョルとミエ”でのアカスリダンスを求められるのはしんどい!w

どうするミエ?!

 

第六十話①に続きます



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