かくしてバトルは始まった。
一回戦は、ジョ・ハンVSベ・ホンギュ!
ガガーン!!ドドーン!
早速ジョハンがホンギュにやられているが、ホンギュはというと、
このような楽々プレイスタイルであった。口笛まで吹いている。
防戦一方のジョ・ハンは、見るからに苦戦していた。
ホンギュは対戦中に「おーちょっとは上手くなったんじゃね?」と声を掛るくらい余裕である。
ドン!!
完敗・・・。
「ジョ・ハニー、やる気は認めてやんよ」「くぅっ・・」
ジョハンの弔い合戦改め二回戦は、ファン・ミエVSベ・ホンギュ!
「俺指2本でやったろか?このくらいハンデ無ぇと無理だろ?」
「見くびんなよ!」
頭に血が上ったミエ。ホンギュに向かって啖呵を切る。
「あんたは知らないかもしんないけどね、
そして・・K・O
「あれぇ〜?集中できなかったんか〜?三試合目まで行くやついねーじゃん」
「くっ・・黒騎士!」
「早くヘルプの黒騎士をっ!」「えっ!ええっ?!」
ここでミエは、ヘルプ要員である”黒騎士”を呼ぶことに決めた。
ジョハンは後ろに控えている二人を見るが・・。
睨んでいるチョルを指名することは出来なかったようだ。
「え・・っとじゃあ僕は・・ジョンウクを・・」
ホンギュはジョンウクを見て声を掛ける。
「おぉ、オメーか。
「ううん、やってみるよ。俺、こういうの好きなんだ」
”こういうの”が何を指すのか不明瞭だ。ホンギュは疑心の表情をした。
学校もマンションも同じこの友人と、ゲーム機を挟んで彼らは敵となる。
「そうかよ、負けて拗ねんじゃねーぞ!」
かくして三回戦は、パク・ジョンウクVSベ・ホンギュ!
真剣に画面に向かうジョンウクに、ミエとジョハンは声を上げて応援した。
「うわぁ〜!がんばれーっ!」
「勝ーて!ファイティン!」
少々熱が入りすぎだが・・・。
「勝ってっ!勝ってっ!わっしょい!わっ!」「がんばれ!がんばれ!ファイティン!」
高速でジョンウクの手が動く。
そしてミエの手はというと、応援に熱が入りすぎてよろけてしまったので、
チョルが支えてくれたところだった。
ドドーン!
画面の向こうで炎が上がる。
現実のこちらでも、若干体温が上がっていた。
「あー・・」
「おい、どうしたよ、久しぶりだからか?動きがぎこちねーぞ」
「はは、サンキュ」
少しぎこちないチョルとミエ、そして火花散るジョンウクとホンギュ、
それに気づかず応援の声を上げるジョハン・・。
「がんばれがんばれ!ファイティン!」
戦いはまだまだ続いている・・・。
第七十七話①でした。
ホンギュ、ゲームが超上手いんですね〜!
サッカーが好きでゲームが好きで、それでも塾でSクラスだから成績もそこそこ良くて・・
何より表情がくるくる変わって、私すごく好きなんですー
回を追うごとに登場人物の人となりが分かって面白いですね
そしていまだにジョンウクはよくわからない・・本当に裏はないの・・!?(まだ言ってる
第七十七話②に続きます
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