青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第八十話②

2023-03-02 | 第七十九話〜第八十一話

バッ

ミエはもう一度確かめることにした。

Eye to eye、目と目で通じ合うその確信を探して。

じーっ・・

「何・・」

ミエはひたすら見つめ続けた。

チョルがどんな反応を見せるかを見るために。

まるで超音波を発しているかのような眼差しで・・・。

バッ

「なんなんだよ?!」

チョルは勢いよく顔を逸らした。

「なんか言いたいことがあんのか?ふざけてねーでビデオ観ろよ!借りてきてんだぞ」

この反応は・・

ほお・・?

[この程度なら可能性は低いんじゃ?]

そんなチョルの反応を見て、ミエは次の作戦に出る。

 

<それなら二段階目は>

ミエの頭の中で、チヘ先生の教えが響いた。

[一段階目の反応で脈があったら]

[二段階目は、あんたから直接近づくの]

ターゲットが一人でいるところを見計らって、

自分から意識的に動けとチヘ先生は言った。

[偶然じゃなく]

[自然にね]

一緒に問題を解いている最中に、手が触れ合うハプニングなどあれば尚良い。

相手が自分をみるみる意識していくのを、きっと実感できるから。

[分かった?]

・・という教えが、ミエの脳内に降ってきた。

ミエは早速行動に移す。

「あーここ、端すぎてなんか集中できないわ」

「私もこっちで観るから、ちょっと詰めてくれる?」

そしてミエはドスン、と座った。

チョルのすぐ隣に!

「あーよく見えるわ〜」

 

<どうしたんですか?>

映画は続いていた。

チョルは突然距離を詰めてきたミエのことが理解出来ず、息を吐いた。

しかし近い。

腕が触れている。

すると次の瞬間、ミエがさらに距離を詰めてきたのだ。

チョルはそれとなくミエから離れた。

しかし間髪入れずに、再びミエはチョルに近づく。

気がつけば、ミエがチョルの方に体を預けていた。

チョルはミエの頭をぐいっと押し除けた。

あれ?チヘ先生の教えが通用しない・・?

[失敗]

ミエは考えた。

今のは”自然に”という条件から外れていたのかもしれない、と。

そこでもう一度、意識的に行動することにしたのだった。

 


第八十話②でした。

 

ミエってば積極的ー!!

そしてチヘ先生!小悪魔ですね!

なんだかドキドキしてしまいます

 

第八十話③に続きます



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