羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

再 べっぴんさん 十九週目

2019-02-10 23:09:46 | 日記




 今週も美しいすみれの預かり知らぬ所で潔にとっては善意だが、栄輔がひっそり梯子を踏み外し始める筋が入りつつ、ヨーソローママの東京観が炸裂っ! 東京は修羅の国っ。土壇場でのドラマー弟の乱入もそうだが決めた結末への進行がよっぽど不安なのか保険を掛け過ぎて進行や結末がやや強引になっていた。上手くゆくかはともかく当面は実入り良さそうな仕事の口はあるドラマーが結婚後に取り敢えず一人で東京に出てやるだけやってみる方が自然な気はしたかな。さくら問題にさくらの未練が絡んでいるからこの段でスパッと解決してもらわないと困る、という事情なんだろうけど。さくら問題自体、反抗期と親の自分への愛情不足への不満だったはずがなぜか途中からドラマーへの欲求が混ざってしまって、朝ドラのヒロインの娘ポジの範囲で処理するエピとしてはキャパを越えてしまった。失恋で一旦収まっても中々最終解決できないからしまいに五十八の最後までズレ込んで入ってきていつまで引っ張るねーんっ、と。自分の進路を決める、と主旨変わってたし。それは学校の担任と話しなさいな。すみれママに八つ当たりやめてっ! これもすみれに目的も無いのに~、といった具合に説教されたからで素直かっ。ただすみれの説教もさくらの愛情不足感やドラマーへの劣情をいまいち把握してないからきた物で、ズレてはいる。そのズレた説教にさくらが感化されて考えを変えているから入り口と出口の混乱という意味では似た者母子ではあるのだが、それを見せられた初見の結末も知らない当時の視聴者が??? となってしまったのは確かに致し方ないところではあった。そして最終解決の結果、今度は即、君枝の息子に目を付けるさくらに改めてある種の戦慄を覚えもした・・・。ファミリア題材だがカオスだぜ、べっぴんさんっ。

メゾン・ド・ポリス

2019-02-10 23:08:52 | 日記




 ふんわり設定とふんわりレギュラー登場人物で推理もシンプルだが事件の狂気だけはやたら攻めてくるメゾン・ド・ポリスっ!『バールのような物』を持って暴れる兎の着ぐるみみたいなものだな。元少年Aもかなりの怪人だったが、復讐に燃える認知症の犠牲者母の執念と確かな殺傷力も中々のものだった。あの老婆では男一人を階段を持ち上げて工作するのは不可能、と進行していたが話の大オチでは老婆が剛力を発揮して無双するまさかの展開っ。えーっ?! シュールな推理フェイント。事件自体は記憶喪失の男がそうだろな、という流れではあったが、老婆が一人で実行するとはびっくらこいた。アドレナリンが出ていたということか・・・。満月の夜に正気を取り戻す、というより狂気を思い出す、という感じ。あんなヤツ、絶体許さんのはわからんではない。エピの締めは『息子達』に最後にカレーを残す切ない結末。手紙は反則だぜ。そしてその感動的な流れから餃子っ! フットワーク軽い。途中のアイロン推理不発もいいが、道端にひよりを転がす件がハマっていた。道に。体型がね。転がし易いよね。北海道の海岸等にいるタイプ。ラストに本線進行も少しだけしていた。老婆が無双するくらいだからやはりメゾン・ド・ポリスメンバーが最終エピで大立ち回りするかもしれん。