羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

私 結婚できないんじゃなくて、しないんです 完

2016-06-18 12:26:05 | 日記
 タイトル台詞はラストの十倉戦だったか。拒否して意地を見せる台詞だから最後まで良いヤツとして着地した桜井相手には言えなかったんだろう。「結婚何てしてもしなくても」はもう恋愛指南なんて、ともいい替えられる。「一緒にいたい」「どうしたらいい?」がみやびの結論なワケだが、十倉の結論は「心配してたら」「授業料払えっ!」だった。十倉、ポンコツだなぁ。仲良く喧嘩しなって具合で終わったが最後の『どうも私でした、ごめんあそばせ』なみやびのカットの前に、一月後くらいの二人の様子も見たかった気はしたかな?
 諒太郎はみやびとの恋はガッツリ描かれたが、田舎の家業との決着はみやびと離れ過ぎたこともあり直接描かれるまでには至らなかった。みやびと付き合ってる状態だと九州まで大変だし、ごちゃごちゃするからか。せめて実家が埼玉なら、いや諒太郎ラインが太過ぎてやはり混乱するか。梨花は腐れ縁の気配まで。他の看護師達はマスク娘が妊娠してたくらい。独女友達二人は煮詰まりつつ相変わらず。あの二人、作ってから三日経ったが冷蔵庫に入れてたから辛味を足して『カレーうどん』か『ドライカレー』にすればまだセーフなんじゃないか? と思わせる家で作り過ぎたカレーのルー感があった。まあ、アウトなんだろうけど。
 十倉の入れ知恵で母を桜井攻略戦に加えてみたり、エレベーターの別れで誤魔化しが利かなくなってきたり、桜井の姉に「結婚がゴールじゃないよ」と軽く諭されたりしつつ、みやびと桜井は最終的に級友達と過去と対峙する段に行き着き、桜井はようやくちゃんと失恋することができて「確かめてこい」と青春そのものを正しい場所に送り出すことができた。みやびも果たせなかった『人』ではなく『思い』を選んで去って行った。そりゃゴールも決めるわ。若くないから走らず、結構遠い所にいる会うべき人の所へ力強く歩いてゆく後ろ姿は美人だった。その確かな歩み、逆に可愛いっ!

とと姉ちゃん

2016-06-18 12:25:55 | 日記
「本日から、お世話になります」改めて滝子達に挨拶する常子。「ちょっと堅苦しいよぉっ」気さくに応える清。「元からあんたらの家なんだから」滝子も笑顔で続けた。常子の再就職の話になり「きっと、私を必要としてくれてる職場があると思います」とはっきり言うと「健気じゃありませんかっ」さっきまで常子達が戻っても案外泣かないと軽くからかわれていた隈井は感激して泣きだすのだった。
 すっかり気を取り直した常子は「負けないで下さい」といった早乙女の言葉も飲めるようになっていた。鞠子と美子が見付けてくれた新聞の求人広告を頼りに、常子は働き口を探し始めたが上手くゆかず、妹達が見付けてくれた求人も最後の一件となった。これは雇ってはもらえそうではあったが給金30円と広告を出しながら実際は11円。悩む常子。帰宅後、気分転換に最後の一個になった坂田のキャラメル取り出して機嫌よく食べていたが、キャラメルを包んでいた新聞紙に『男女問わず』と書かれた出版社の求人を見付けて目の色を変えて青柳商店を飛び出して行った。
「出版」呟く常子。求人を出していた『甲東出版』におずおずと入ると中に人気は無かったが、後から慌てて入ってきた男が雑誌の束を手に取った。「あの」「うおおっ?!」気付いていなかった男は常子に驚いたがちょうどいい、と別室で検閲に掛かった山積みの雑誌を一項差し替えする作業を手伝わしだした。それから作業に見通しはついたが「君、よく見ると可愛らしい顔をしているな」男は何やら口説きだし、常子は困惑。そこへ男を五反田と呼ぶ恰幅のいい男が部屋に入ってきた。「社長兼、編集長の谷です」「雇って頂けないでしょうか?」「勿論!」これまで来た就職希望者はすぐ辞めてしまったという。「おほぉ~っ」嬉し過ぎて妙な反応になる常子。一応給金が広告通り25円であるか確かめる常子。これが常子と出版業の出会いとなった。
・・・来週濃いな。鞠子もっ!