あれです、見積もりの甘さと安請け合いでは人後に落ちない私でありますが、いざ現場に立つと頭を抱えちまうわけでして、どーやって終わらせるんだと考え込むのであります。
しかも今は日没が早く3時を過ぎると薄暗くなりやる気も失せる今日この頃、皆様におかれましては如何お過ごしでありましょうか?
私は植木屋仕事に行き荒れた庭を見て愕然とし、見なかった事にして帰ろうかと思いましたがご紹介者の顔もあるんで意を決して立ち向かった次第であります。
いや、見積もりに来た時は日没頃でして木々はシルエットでしか見なかったのであります。
で、本日、お天道様に照らされた庭を見てビックリ・・・4、5年は手を入れてないだろうって荒れようだったのであります。
しかし、私とても植木屋の端くれ、まず家の人に「荒れているんで綺麗な剪定は無理なんで形を整えるだけになりますぜ」と釘を刺し、余計な枝を相当抜くので薄くなりますが驚くなよ、とも宣った次第であります。
そして、依頼主からOKを貰えばこっちのものでして私の得意とする「ノコギリ剪定」の開始であります。
あれです、ノコギリ剪定はゴミが多く軽トラに積み切れるかって心配がありますがどっちみち今日はゴミ焼き場は休みなんで明日2度捨てに行けばってことで庭の隅に固めた次第であります。
で、ご主人から特に「枝垂れ紅葉」を透かしてくれってご依頼があったんですが例によってシロート忌み枝や絡み枝を大切にして蜘蛛の巣でして下枝が枯れているのであります。
いや、こーなると生きた枝が上っ面の変な枝しか無いわけでしてなんぼ腕の良い植木屋でも形を作るのは難しいわけであります。
しかし、私しゃ冷静にまずは教科書通り枯れ枝と忌み枝を抜きまして少しずつ整えていった次第であります。
とは言え、肝心な箇所に生きた枝が無く、忌み枝を抜くと禿げちまうのでホントーに困りました。
が、ここまで放って置けるってことは大して拘りもない証と踏んでほぼ禿げにしてみました。
で、日光ヒバとカイズカイブキはトビだけ抜いて誤魔化し、木蓮とか紅葉は鋸で大きな枝を落として隙間を作って小さくし、いかにも剪定したように見せかけたわけであります。
そんなわけで、明日も同じ現場なんですが、残りは松と大きな金木犀とツツジ類などの小木であります。
おおっと、今夜は早い忘年会なのでもー出かけますので、んじゃ。
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