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地球市民点描・麻川明(黙雷)      大衆欺瞞の弁証法から大衆啓蒙の弁証法へ 自然権なき市民法は無効である

無知の状態においておくことは可能であろうが

見ない以前の無知にすることは不可能である

BBC「Click」:日本の家電業界の未来

2012-10-22 10:59:24 | 日記


BBC「Click」:日本の家電業界の未来
BBC「Click」プレゼンターが
語る日本の家電業界の未来


2012年10月19日20時07分

写真一覧


田端:中東やアフリカの事例を教えていただきたいと思います

スペンサー氏:先日はケニアやインド、アマゾンに行ってきました
今回日本に来ている理由も自分の目でみて発信することが目的です

途上国でも
クールなイノベーションは見られます
彼らは本当に必要なものだけを作っているからです

ケニアでは
命を救うために開発されたテクノロジーがあります

例えば
ただのSIMカードなんだけど井戸を組み上げるポンプに組み込んで
故障した場合は周囲の人に通知が行き渡り
緊急事態に備えられるようにしている

スラムに住んでいるとても貧しい女性は
妊娠・出産の際に合併症で死んでしまうリスクがあります

彼女たちにモバイル端末を持たせて
週に一回自動的に音声で質問をして回答ボタンを押させて

定期的に健康状態をモニタリングする
というシステムも観ました

インドでは
水量を見て用水路を自動的に開閉できるシステムを農家が
持っていました 必要に応じて生まれたものだと思います

田端:実に面白いですね

スペンサー氏:現在すでにある技術に基づいて作っているものが多いんです

田端:Clickの立場からはどういうメッセージを発信したいですか?

スペンサー氏:
私の仕事は
ブームを分析し核の部分を見て視聴者に正しく伝える
ということです
その商品やサービスが言われているとおり本当にいいものかどうか
を調べて知らせる
それは本当に必要なものなのか
と問い続けるのです

田端:日本ではグリーやDeNAは突出して利益率も高い

スペンサー氏:日本のソーシャルゲームがヨーロッパに進出している
ということは私も聞いています

田端:我々NHN JapanはLINEというプロダクトで海外にトライしようとしています
何かアドバイスはありますか

スペンサー氏:LINEやニコニコ動画は非常に日本らしいですよね
これらがヨーロッパでもうまくいくかどうか?それはわかりません

西洋・東洋で大きな違いがありますからね
プレゼンテーションの仕方を全く変える必要があるのかもしれません

欧米は
LINEのようなかわいいキャラクターに興味を持ったことは無い
ですからたとえばレディー・ガガのようなひとに100万ドルくらい
払ってトライアルで利用してもらい
ブームを作ってもらうという方法もあるでしょうね

そうした必要は全くないかもしれません
正確なアドバイスができるとすれば
何百万ドルも取れると思います(笑)

田端:最後の質問ですNextBigThingはなんだと思いますか?

スペンサー氏:ソフトウェアやサービスがどうなるのか?
ということは私にもわかりません

コンピュータはより小さく
スクリーンもよりフレキシブルになってきます

携帯電話もより小さくなっていくでしょうが
やはり画面はある程度のサイズがなければならない

ここは今まさに技術がせめぎ合っているところだと思っている
ので新たなアイデアや製品が出てくるのではないでしょうか

たとえば
これは私が実際見たんですが
「heliodisplay」という電話の中にプロジェクターが入っていて
空気に投影すると(YouTubeで動画を再生するスペンサー氏)

スターウォーズの中で
レイア姫がオビ=ワン・ケノービに助けを求めていたアレが
現実になるということですね(笑)


田端:今日はありがとうございました


※スペンサー氏の日本取材の模様はBBCワールドニュースで
10月20日(土)後3:30(英語放送)

リピート放送が10月21日(日)前4:30~5:00(二ヶ国語放送)
後0:30~1:00(二ヶ国語放送)
後10:30~11:00(二ヶ国語放送)の時間に放送される

■関連リンク
BBCワールドニュース‐英国放送協会の国際ニュースチャンネル

国家意識に拘束されない「西欧市民=外人部隊」

2012-10-22 08:53:21 | 日記

国家意識に拘束されない「西欧市民=外人部隊」
〔出典:「大国の興亡」ポール・ケネデイ著 上巻〕

1):モスクワ遠征のためのナポレオン軍

1811年にはスペインに353000のフランス兵が居たが
モスクワ遠征のためにスペインから引き上げた兵力は27000


60万を超えるナポレオン軍のうち
27万だけがフランス人で同数の兵士がイベリア半島にとどまった

さらに「生粋の」フランス人の中には
ベルギー人
オランダ人
併合された地域のイタリア人の多くが含まれていたから

1789年以前のフランス領内の出身者は
ロシア遠征軍の中でわずかな比率しか占めていなかった

敗退の死傷者は膨大な数にのぼった
27万人以上が死亡
20万人以上が捕虜に

1813年にはナポレオンは
新たに145000の兵を募ってザクセンを占領し停戦交渉を行なう
だけの余力があった

2):オランダは7つの異質な地方の集団として
人口も国土も限られていたが
にらみをきかす大国にのし上がった

ユトレヒト同盟は1590年を生き延び
東側で失っていた地域や都市の大部分を奪還するのに成功した

この頃のオランダ軍は訓練が行き届いていた
1600年にこの軍隊には
43のイギリス人部隊
32のフランス人部隊
20のスコットランド人部隊
11のワロン人部隊
9のドイツ人部隊があって

オランダ人の部隊は17しかなかったのだ

指揮官であるナッサウのマウリッツはこの多様な
(とはいえ決して珍しいことではなかった)多国籍の軍隊を
指揮してよくまとまった均質な戦力に仕立て上げた

国際金融に果たすアムステルダムの役割は増大した
戦争の帰趨が当事国の財布の大きさに左右されるかぎり
オランダはつねに他をしのぐという事実を裏書きした

▶「リシュリューの政治的遺言」:
『歴史をひもとけば
欠乏と無秩序によって崩壊した軍隊のほうが
敵に敗れた軍隊よりもはるかに多いことがわかる


私の時代に着手されたさまざまな事業が
ひとえにそれと同じ原因で挫折するのをこの目で見てきた』

給料が支払われなかったりしために大勢の集団が
統制を離れてしまうことが起った

フランドル軍は
1572~1607年の間に46回以上も反乱を起こしている

他の強力な軍隊も例外ではなく
ドイツにいたスェーデン人部隊やクロムウエルの新近代的な
部隊にも反乱はつきものだった

軍隊を創設して管理するというのは非常に困難な事業だった

烏合の衆である部隊や
いつ寝返るかわからない傭兵
不十分な装備
輸送の問題
バラバラで標準化されていない武器
などに
ほとんどの指揮官が頭を悩ましたし
十分な資金が軍事費として配分されているときでさえ

腐敗や無駄という影響があらわれた

▶:《随感→
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《閨閥の南総里見八犬伝←「小盆栽」 血縁集結の囲炉裏 談話》
《赤の他人のダルタニアン三銃士←国際的「大盆栽」正義 活躍》