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地球市民点描・麻川明(黙雷)      大衆欺瞞の弁証法から大衆啓蒙の弁証法へ 自然権なき市民法は無効である

無知の状態においておくことは可能であろうが

見ない以前の無知にすることは不可能である

吉田首相と「日米行政協定」

2013-11-30 09:51:18 | 日記

吉田首相と「日米行政協定」

1951年9月8日
サンフランシスコ条約と同じ日に旧安保条約が調印された

英文はあったが
機密保持のため調印日の前日まで和文は存在しなかった

「寛大な講和条約」に対して「ムチ」である日米安保条約は
一種の巨大な「密約」として結ばれた

国際社会への復帰という極めて重大な局面において
「国会や世論のチェック機能に頼ることを自分から拒否した
 吉田内閣は、アメリカ依存の秘密外交の芸者道を転げ落ちた」

吉田外交の国会軽視・世論無視は
安保条約という密約の裏にもう1つの密約「日米行政協定」

「日米安保条約」から約半年後、「日米行政協定」が結ばれた

手順
講和条約ー安保条約ー日米行政協定

講和条約や安保条約には書き込めない、国会承認や国連登録の
必要ない秘密の了解事項を「行政協定」に押し込んだ

その「日米行政協定」を受け継いで「日米地位協定」が
1960年の結ばれた


「日米地位協定の本質」は
アメリカが日本に、望む数の兵力を、望む場所に、望む期間
ダケ駐留させなんの制約もなく行動する権利を確保する

別名
「米軍による米軍基地の自由使用」「全土基地方式」

沖縄全体だけではなく、あくまで日本全体

▶福島原発事故以来「原子力村」「原発推進派」という
 利益共同体の言葉を耳にします
 この共同体は豊富な資金に物言わせ
 都合のいい情報だけを広め反対意見を弾圧する言論カルテル

 「安保村」は「原子力村」のスケールを大きくした存在で
 「安保推進派」がつくる利益共同体=言論カルテルを指す

 「戦後日本」とはそもそも安保推進派がつくった国なので
 「安保村」とは日本そのモノであり
 言論統制は大手マスコミ中心に日本全体に及んでいる

「国民の無知と無関心」←情報封鎖の威力・日本政府

2013-11-30 08:34:51 | 日記

「国民の無知と無関心」←情報封鎖の威力・日本政府

沖縄返還の際の日本政府の裏金支出などの「日米密約」問題は
米国は認め資料開示しているのに

日本政府は復帰後40年、資料や事実の存在を否定
「資料の不存在」を理由に開示拒否
〈元毎日新聞記者・西山事件〉


民主主義にとって最も重要なことは
健全で的確な判断が行なえるように正確な情報が
適時・適切に発信・提供されること

より正確な情報により下された判断を政府や政策決定機関は
尊重し民意に従うことですね

ところが
「米軍基地問題」や「原発問題」では
提供される情報の遅れや不正確さ、
必要な情報の不開示による「安全情報」の神話化

膨大な補助金や交付金による「論議の封殺」事故発生事実の隠蔽
不誠実で実効性の乏しい再発防止策

などで共通している

問題解決のキーは「市民の無知と無関心」に


安全神話のウソに対する無知と真関心が原発問題にある

地域経済の原発依存化への貧困化政策
広告業界の寡占化
テレビラジオの寡占化

デジタル時代の他国を真似たならば
各都道府県に十数局乱立してもおかしくない←情報鎖国ニッポン

エネルギー村→
ガソリン・電気・ガス・水道・減反・全体主義支配の反市場原理が奈落の底へ
貧困市民アワレあわれ哀れ←「日本民主主義の現実」


反市場原理←低コスト量産化個人は全体主義の分厚い壁で封じ込む
全体主義←最強の敵が個人主義・市場原理・民主主義だ
【裕仁・昭和天皇】第二次世界大戦開戦理由


出典:戦後再発見双書「本当は憲法より大切な・日米地位協定入門」創元社

政府は憲法に違反する法律を制定することができる

2013-11-29 21:52:30 | 日記

政府は憲法に違反する法律を制定することができる

🔵政府は憲法に違反する法律を制定することができる
「法律が憲法に違反できる」←今はどんな独裁国家にも存在しない
現在の日本の法体系はナチスよりもひどい

法律どころか、「官僚が自分たちでつくった省令や行政指導」でさえ
憲法に違反できる状態になっているのです

その弊害が3・11福島原発事故です
一例を挙げます

福島の名門ゴルフ場が放射能の除染を求めて東電を訴えた時
「敷地から外へ出た放射能は東電の所有物ではない
『無主物である』から除染義務はない」

これを受けて東京地裁は
「除染方法や廃棄物処理のあり方が確立していない」
として東電に命じることができないとした

なんと、放射能物質は適用除外となっているのです


⏫「大気汚染防止法 第27条 1項」
『この法律の規定は、放射性物質による大気の汚染および
その防止については、適用しない』

⏫「土壌汚染対策法 第2条 1項」
『この法律において特定有害物質とは、鉛、ヒ素、トリクロロエチレン
その他の物質(放射性物質を除く)であって(略)」

⏫「水質汚濁防止法 第23条 1項」
『この法律の規定は、放射性物質による水質の汚濁および
その防止については、適用しない』

そしてここが一番のトリックなのですが
環境基本法(第13条)の中で

そうした「放射性物質による各種汚染については
原子力基本法その他の法律で定める」としておきながら

実は何も定めていないのです


最初に指摘したのは月刊誌「農業経営者」副編集長浅川芳裕氏です
浅川さんは、福島の農民Aさんが、環境省の担当者から
土壌汚染対策法の条文を根拠に

「当省としましては、このたびの放射性物質の放出に
違法性はないと認識しております」と明記している
〈週刊文春2011.7.7.号)

これでゴルフ場汚染裁判における弁護士の不可解な主張の意味が
わかります。いくらゴルフ場を汚しても、法的には汚染じゃない
から除染も賠償もする義務がないのです

家や畑や海や大気も同じです

ただそれを正直に言うと暴動が起きるので
いまは加害者側のフトコロが痛まない範囲で
勝手な被災基準を設定し

目くらましの法律に基づいて
賠償するふりをしているだけなのです

そのことが今後
次第に明らかになって行くはずです

「現在、我々は強制収容所に入れられているようなものだ
ただ食べ物とねぐらを与えておけばいいというのでは
家畜と同じではないか」(2011.12完全賠償を求める総決起大会)

この言葉は、最も深刻な放射能被害を受けながら
正当な賠償をされないまま

町民とともに埼玉県の仮設住宅で暮らす
福島県双葉町の井戸川克隆町長の言葉です

井戸川町長は2012.1.面会した野田首相に対して述べました
「我々を国民と思っていますか
法の下の平等が保障されていますか
憲法で守られていますか」

これはまさに戦後70年にわたり、復帰後40年にわたり
沖縄の市民がずっと本土の人間に訴えてきた言葉そのものです

だから反原発運動と反米軍基地運動はやがて手を結ぶ

何十万の福島市民が沖縄市民に学びながら国と戦うでしょう

高放射線量地区から集団疎開させるという
当然の政策さえまだ全く行われていません

私たち大人は、今後どうすれば憲法をきちんと
機能させることができるのか?

市民の人権を守る政府を持つことができるのか?
真剣に考え、行動する必要があると思います

【出典:「憲法より大切な日米地位協定入門」創元社】

⏫ 一票の格差「違憲判決」

小沢遼子

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今週の話題・総ざらい
小沢遼子(社会評論家)

猪瀬都知事の1年前のブログ

2013-11-29 11:33:04 | 日記

尖閣諸島について国が購入することで地権者と合意したと報じられた。

まるで札束で頬を叩いたも同然である。


今後は東京都が提案する島の活用策を次期政権で国政を担うリーダーが採用するかどうかが問われている。
リーク報道で国の購入は既定路線に

 野田政権が尖閣諸島を購入すると報じたのは、9月3日月曜日付の読売新聞の記事「尖閣、国が20億円前後で地権者から直接購入へ」だった。


その後、5日 水曜日付の読売新聞が「尖閣売買 国と合意 地権者、20億5000万円で」、

同日の朝日新聞が「尖閣、国購入で合意 20億5000万円、地権者から」 とそれぞれ「合意」と報道した。
いずれも野田政権によるリーク報道だろう。


 

というのも、2日に東京都の調査チームが尖閣諸島沖に出向き、洋上から現地調査を行っていたからだ。東京都が尖閣諸島購入に向けて着々と準備をすすめているタイミングに合わせて、意図的にリークしたにちがいない。


国購入はおかしなことだらけだ。

そもそも20億5000万円という数字の根拠が不明瞭である。



内閣の予備費という名の機密費から20億5000万円を出すようだが、一体どういう手続きを踏んだのか。納税者である国民にはさっぱりわからない。
Next:国のやり方は民主主義的ではない

注:今朝のラジオ

本日から始まる都議会をどう乗り切るだろうか?

われわれが酔っぱらった場所=マンハッタン島1626年

2013-11-29 10:12:21 | 日記

われわれが酔っぱらった場所=マンハッタン島1626年


14世紀にライムンドゥス・ルルスが葡萄酒を生石灰とまぜて蒸留し
ほとんど完全に純粋なアルコールをつくった

アルコールという名前は呼び誤りで、これはアラビア語では
顔料に限らずすべての細かい粉を意味してい


アルコールに対する大量の需要は
14世紀に黒死病=ペストとともに初めて生じた

規則的に飲んでいる人は決して死なないと信じられ
そのため「生命の水aqua vital」と呼ばれた

ウイスキーはアイルランド語の「生命の水」という語から発し
ブランデーは燃える酒からでた語である

その後アルコールは大量に生産されるようになり
最初の科学的工業=酒類製造工業を生み、近代化学工業の基礎となった

異教徒の世界では文明の使徒として火薬に次ぐ役割をはたした

マンハッタン島はオランダ人によって1626年にインディアンからラム酒
三樽で買いとられた。マンハッタンという名は
「われわれが酔っぱらった場所」という意味である

科学に取っては
アルコールによる精気の補足は
他の物質に対して同じ方法を適用することを大いに促した

ところで工業的に効率の良い水冷式の凝縮器は
エーテルのような他の揮発物でも凝縮出来るだろうということを教えた

「蒸留器」と「凝縮器」が主な実験質装置として
(旧式蒸留鍋=アレンビク)と(レトルト)にとって代わり
有機化学が可能になった

蒸留の物理的過程、特に熱が火から凝縮器の冷却水へ伝わる異様な仕方は
結局のところ非常に難しいモノだった

そこから「潜熱」の説を引き出すことは18世紀の「ブラック」に残された
これが「熱力学」の初めだった

逆に「ブラック」の学説から
彼の下の器械製作家「ワット」が分離凝縮器を発明し
熱効率の高い機関を最初に製作した→産業革命・市民革命の開幕



出典:
バナール著「歴史における科学」1 文明の起源から中世まで
 みすず書房

目次

第一部:科学の素性と特性
第二部:古代世界における科学
第三部:信仰時代の科学
第四部:近代科学の誕生
第五部:科学と産業
第六部:現代における科学
第七部:結論→

第14章 科学と歴史
14・0 序説
14・1 科学と社会的諸力
14・2 科学・技術・経済発展の相互作用
14・3 科学の進歩の経路
14・4 階級分裂社会における科学
14・5 現代世界における科学
14・6 科学の前進
14・7 静観と行動
14・8 科学の組織と自由
14・9 急速に変化してゆく世界における科学
14・10 世界は科学を必要とする→

戦争の危険とその対策ー飢餓の打破ー幸福の為の科学ー
人類の召使いとしての動力とオートメーションー
自然の改造ー科学研究の力ー社会的責任