石井一⇔福地のトレード？

石井一の人的補償で福地を獲得(スポーツニッポン) - goo ニュース

国内球団同士のＦＡだと選手を奪われた球団は金銭面での保障か２８名のプロテクを枠から外れた選手の指名かどちらかを選べる。
最近は金銭ではなく、プロテクト枠から外れた選手の指名をするケースが多くなってきた。

その端的な例が野口のドラゴンズから巨人へのＦＡだろう。
野口を奪われたドラゴンズはプロテクト枠から外れた小田捕手を指名。
落合監督は「これほどの捕手は契約金１億を積んでも獲れない」と満足げ。
結局左の中継ぎの一人に終わった野口と第２捕手としてベンチに座る小田。
どちらが得かと言えば・・・

そこまでのことになるかはわからないが、石井一久をライオンズに奪われたスワローズ、プロテクト枠から漏れた福地を獲得した。
これはお買い得、に見える。

カープから開幕直前にトレードされた昨年、１番バッターとしてスタメンの座をがっちりつかんだ福地。
今年は伊東前監督の大砲主体の起用にはじき出される形でスタメンは減ったが、それでも１軍には欠かせないメンバーとなった。
以前のライオンズのキーワードであった機動力野球、それを他チームからの移籍選手でありながら一番体現しているのが福地であった。

それがスワローズに奪われてしまった。
ライオンズ関係者はサードの平尾や江藤あたりを取られると予想していたようだが、まさに迂闊と言える話であり、一方ラミレスからグライシンガーから取られる一方だったスワローズにとっては、来年から神宮球場の外野が広がる事もあり願ってもない補強。
この「トレード」、どちらに得と出るのか。