
昨夜から徹夜で編集中のとうほうTVの番組がなかなか手強いのでぐっと遅れています。スクールバスの運転手で東峰村の怪人?快人?名物人間?!「伯夫さん」が「お大師さん祭」を自分が住んでる地域の10地区、京子さんが2地区取材してくれました。
あの毒舌とだじゃれでばあちゃんたちと軽妙に会話しながら撮影する映像はまさにラジオ番組に映像がおまけについたもの。ですが、なかなか濃いラジオ映像です。民俗学者というより民俗生活人ともいうべき宮本常一さんが文章と写真で綴った記録がかつてありましたが、映像というよりラジオ映像、いや「映像ラジオ」の手法でコミュニケーションしながら伝える「日本文化ここにあり!」という番組になってしまっています。
長い長い会話を全部聞いているだけで数時間。お大師さんというのは弘法大師、空海のことですが庶民人気の高かった弘法大師が修行には縁のないごくふつうの庶民の日常生活に溶け込んだ「新・空海の光景」です。何しろ12カ所ですし、方言バリバリで繰り返し見ないとわからない所も多く大変。しかし濃いですね。日本発見です。現代に「忘れられた日本人」を蘇らせる時と感じます。
@写真は編集画面、というわけで本日もまだまだ続く編集作業。