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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

障害児を応援する「あったかーい」ビデオ番組完成近し(熊本)

 山江村に一日、熊本市内に一日と二日間だけ熊本に戻りました。熊本市内では2000年頃からスタートしているNPOくまもと未来の決算が近いのと、NPOが手伝っている知的障害者の支援団体のビデオ番組制作の最終仕上げに追われていました。ひまわりというグループの代表、立石さんとくまもと未来の副理事長、澤さんがこれまで取材して粗(あら)編集してくれたのを、最終的に10分ほどでじっくり見られる番組にするところで私の出番でした。
 ひまわりの制作主旨、特に今回訴えたいことなどをじっくり聞き、最終の構成を詰めました。熊本ではこういうにビデオ制作はよく受けるのですが、ほとんどの方が自分でも取材したり、編集、ナレーションをします。今回も、ひまわり代表の立石さんがとりあえず入れていたナレーションがとてもよかったので、そのまま立石さんでやることにしました。立石さん自身はグループにプロのアナウンサーがいるのでその人に頼むつもりだったようです。しかし粗編集のVTRを見て、私はこのビデオは立石さんがそのままナレーションをやるととってもいいものになると感じていました。
 この日そのままお伝えして、何とかご本人もこちらの主旨を理解いただいた。アナウンサーは確かに聞きやすいかもしれないが、知的障害児のこれまでのいろんな努力のプロセスを知っている立石さんは、本当に子供たちへの応援の気持ちが素直に出ているのです。やさしいのです。ここはプロのアナウンサーにはどうしても出せない大事なところです。
 澤さんもこのひまわりのメンバーでもあるので、取材したテープも温かい空気に満ちています。二人とも長きに渡って支援してきたのでこの二人のビデオ番組はあったかーく、あったかーい空気が充満しています。私の役割はこの二人の空気をそのまま形にして見てもらえるようにサポートすることだけです。
 約5時間後の夕方にはいいビデオになりました。澤さんは、1998年のくまもと未来国体の住民ディレクター講座参加からはじめていますが、編集の操作もなかなかです。「○○歳の手習い」と冷やかしましたが、よく習得されているので頭が下がります。
 さて、我々はこのようにあたたかーいビデオ番組、テレビ番組を創るのが得意です。これまで制作した番組は結構皆さんいろんな場でお褒めのことばや賞などを取られているようです。しかしそれにもまして、こういうプロセスで創るビデオ制作は楽しいですね。ビデオも踊りますね!!
(写真右:澤さん、左:立石さん)

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