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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

奇兵隊内閣で横井小楠が浮かんだ(山口/熊本)

 菅さんが奇兵隊内閣といっておられますが、わたしも学生時代プラスαの時期に山口に住んでいたのもあって高杉晋作は大好きです。もうひとつ第二の故郷熊本が生んだ、けれど熊本からは追い払われ福井で重用され、新政府で活躍した幕末の大思想家横井小楠にも高杉晋作は会っているようです。先日、熊本のNPOくまもと未来のメンバーの家を訪問した帰りに記念館の看板をみたので久しぶりに寄ってみました。横井小楠の何番目かの住家が記念館になっています。

 横井小楠は若くして藩校「時習館」の塾頭になり酒飲みで暴れん坊だったので江戸に出されたのですが江戸で次々と著名な学者や志士、幕府閣僚と会い大きくなっていきますが、元々器が大きかったのが自然と醸成されていったような感じです。佐久間象山、吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬、高杉晋作らと会いますが最も資質があったのは思想です。ビジョンといってもいいかもしれません。幕末、明治維新の日本の思想の舵を取ったのは横井小楠の思想といっても過言ではないほど色濃く彼の考えが重要な局面で反映しています。

 龍馬の「船中八策」も小楠と出会って学んだことであったし、龍馬が姉の乙女に送った手紙の一文「日本を洗濯する」という発想も横井小楠が熊本市沼山津の家に蟄居しているところへ訪れた龍馬が小楠から得た言葉でした。勝海舟をして「おれは世の中で恐いものを二つ見た、西郷南州と横井小楠だ」と言わしめました。小楠の構想を西郷が実行したら幕府は跡形も無いというようなことを勝海舟が言ったようです。

 幕末維新の時代は数多くの人物が輩出され頻繁に交流しています。とはいえこのICT時代を比べれば比較のしようがないほどです。しかし一方で交流はネットでいつでもどこでも出来る状況にありますが、西郷や小楠、龍馬のような人物の道具としては使われていないと感じます。ツィッターやUstreamがどんどん発展していくうちに小楠や西郷、龍馬、そして高杉晋作のような本当にICTに一番遠いところにいる人達に使えるように準備しておくことが今、使える人達が実際に生活の中で使っていくことだと考えています。

 勿論、今使うことは必要は発明の母です、将来の為だけではなく今の生活が活きるからです。内閣が次々と猫の目のように変わるようにICTの道具も益々変わっていくと感じます。今、自分にとって最も便利なものを探し出し、使い続ける能力は現代の大事な生活能力です。その時代になった時、道具はあって普通です、「人物」が問われます。

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