選挙の効果

総選挙の意味

子供は3人  バリケイト伊東

2018-05-29 07:17:54 | 政治
  自民党の加藤寛仁議員の子供を3人産んでほしい発言は、話題になってる。なぜ、このような発言をしたのか。日本は人口減少でこのまま行ったら,国が滅んでしまうという危機感がそうさせたのだ。国の発展のために子供を産むという国家主義的発想は、自民党の政治家には強いようだ。多くの批判に発言を撤回、謝罪したが、選挙区の地元、長崎での支持者集会では私の考え方に賛同する人が多くいると、また発言して自分の考え方に執着する。女は子供を産む道具なのか。アメリカ大統領が人口減少でアメリカは滅んでしまうから、結婚したら子供を3人産んでくださいと、発言したら大ブーイングが起きるのは確実だ。アメリカは個人主義の国だ。国家の個人への干渉を極端に嫌う。産むか産まないかは個人の勝手なのだ。どんなにか保守的な政治家でも加藤議員のような発言はしない。日本では出産強制は庶民の会話でも、よく話される。結婚してる若い女性に友人が赤ちゃん、まだなのなんていう会話は普通なのだ。結婚式でも招待者が、たくさん子供を産んで幸せな家庭を作ってくださいなんていうスピーチが普通に行われてる。悪気はないのだが、大きなお世話なのだ。今の日本だって、同性愛者の結婚式で子供をたくさん産んでくださいとは言わないであろう。多くの日本人は国家主義的な価値観に洗脳されてる。最近の阿部政権の国家主義的な政権運営は、人口減少を国家の危機と捕えてる。だから、加藤議員のような発言が出てくるのだ。日本も進歩してきた。加藤議員の発言に世論が違和感を感じ、発言を撤回させたのだ。その点は評価できる。1945年の日本だったら、子供をたくさん産んでほしい発言に異論を訴える人は、ほとんどいなかったであろう。多くの日本人は民主主義の理念を理解してないようだ。国家とは人間あっての国家であって、国家あっての人間ではない。だから、いつまでも戦前の国家主義的な価値観や発想から抜けきらないのだ。国のために産め、国のために働け、国のために死ね等、上目線の人間性軽視の政治が行われてきてるのだ。安部というファシストは増々、国家主義を進め、民主主義を破壊している。国家主義は人間から自由を奪い、人権を侵害する。賢明な人は、国の発展のために子供を産めなんていう政治家には投票しない事だ。

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