プロレスラー木村花さんの自殺は記憶に新しい。ネット上の誹謗中傷を気にして自殺した。自殺後、今度は木村花さんの母親に対しての誹謗中傷が始まった。その件で警視庁は40代の男を書類送検した。起訴相当として。すでに母親への誹謗中傷で二人が書類送検されている。今度で三人目だ。なぜ名前と顔を公表しないのか。振り込め詐欺や痴漢でつかまれば名前や顔が公表される。加害者の名誉は守られて、被害者は誹謗中傷の嵐に飲み込まれてる。日本の刑事司法はおかしい。卑劣な誹謗中傷が後を絶たない。社会的事件の後、被害者が誹謗中傷の被害に合う。池袋暴走事故で妻、子供の命を奪われた被害者にも誹謗中傷が行われ、加害者が逮捕されてる。警察に摘発されるのは男が多いが、女性の加害者もいる。女性国会議員、杉田水脈の誹謗、差別発言も有名だ。国会で謝罪している。日本では、昨年7月に侮辱罪が作られたが、効果が出ていない。ネット上には膨大な誹謗中傷がはびこっている。誹謗中傷は犯罪として位置づけられたのだから、誹謗中傷犯は名前、顔を公表すればいい。名前、顔を出される事は、本人にとって痛手であろう。職場を解雇されたり、学校を退学処分されるかもしれない。日本の名誉棄損に対しての対応は甘い。だから誹謗中傷がなくならないのだ。それと、懲罰的損害賠償を払わせるのもいい案だ。日本では、名誉棄損裁判での支払い金額は100万円ぐらいだ。欧米での名誉棄損裁判では、日本では信じられないような金額が払わされる事がある。1億、2億、そんな金額だ。人の名誉侵害は、高くつくのだ。支払うために家を売ったり、資産を売却しなければいけなくなる。日本でも、名誉棄損には、高額な罰金を払わせるような制度を作らなければいけない。誹謗中傷、明日は我が身なのだ。卑劣な誹謗中傷はやめなさい。警察に逮捕されれば、あなたが誹謗中傷の被害にさらされるかもしれない。