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性別変更の手術要件 バリケイト伊東

2023-10-13 17:25:12 | 政治
 一般的には話題にならないが、画期的司法判断が静岡家裁浜松支部でなされた。性同一障害者の戸籍上の性別変更に生殖腺除去の手術を求められているが、手術をしなくても性別変更できると、判事は判断した。さらに手術を強制させるのは、憲法違反と判断した。生まれた時は男として生まれてきても、心は女性のトランスジェンダーは、ちんちんを切断しなければ戸籍上では女性になれないのだ。こんな法律が堂々とまかり通っているのが日本なのだ。今回の裁判で申し立てした人は、女性として生まれてきたが、日常は男性として生活している。女性から男性になるためには、子宮や卵巣、おっぱいを切らなければいけないのか。ガンとかなら切除手術は必要だが、性別変更で、病気でもない性器やおっぱいを切る取るのはおかしい。厳格に性を固定化させようとする日本人の人間観、歴史観、人権感覚が見れる。こんな法律を憲法違反と断じた家裁判事は、歴史に残る司法判断をした。近年、LGBTについての話題は多いが、法的な司法判断は全然進まない。日本のLGBT観は明治時代から全然進歩してない。今の岸田政権もLGBTに対しては、変えようとしない。古い人間観、歴史観、人権観で政治を動かそうとしている。法律で規則を作らないと、LGBT者の人権は守られない。年末までに最高裁でも性別変更の手術要件の変更について司法判断がなされる。期待する。世界はどんどん変わってゆく。日本は世界の流れから遅れてゆく。今回の司法判断は、閉塞と虚構の糞だまりの日本に光を射してくれた。性別変更の際、手術を要するなんて人権軽視だ。