武蔵野市での住民投票法案は今日、本会議で否決された。総務委員会では可決されたが、市長の思いは通じなかった。11対14で否決だ。武蔵野議会は25名が総数だから13名の賛成があれば通過したのだ。いい勝負だ。惜しい結果だ。日本社会はまだ外国人に門を開いてない。参政権を決めるのではない。投票権が可能になったら外国人に町が乗っ取られてしまうとか、その種のアレルギー反応があるようだ。テレビには良く外国人は出てるが、外国人が政治参加を求めたり、労働の待遇改善を求めてりすると、日本人は冷たい態度を取る。日本人にとって外国人はアクセサリーなのだ。飾り物ならいいが、人間として当然の主張をすると、黙れ、外国人のくせに生意気な事を言うなになるのだ。在日に対してのヘイトスピーチは典型的な例だ。何しろ日本での定住外国人は人口の2%ぐらいなのだから、圧倒的多数の日本人が彼らを受け入れたがらない。テレビにはよく外国人は出てるが、日本人が心よく外国人を受け入れてるわけではない。日本人は、アジアの外国人と欧米白人とでは態度が違う。アメリカ人に対してのヘイトスピーチは起きてない。アメリカ人でも黒人なら見下すような態度を取る。多くの日本人はうまく使いわけてる。日本人だって欧米に行けば差別の対象になるのに、日本では外国人を差別する。今の状況で外国人の投票権が可決される可能性は低い。政府を構成している自民党議員も外国人の投票権、参政権を認めない。今の日本では、保守が日本人の心を支配している。当分、外国人の政治参加は認めれられないであろう。