Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

大圓寺(2018年8月4日参拝)

2018年08月28日 | 山手七福神


近年、桜の名所としてニュースでも取り上げられる事が多くなった、
目黒川を過ぎて次の大圓寺へ向かう。


【ホテル雅叙園東京】


大圓寺は行人坂の途中にあるのですが、
登り初めの場所には凄いホテル発見。

一泊4万円以上する高級ホテルで、
アパホテルが限界な庶民の私には無関係なホテルです。(泣)

ただ、ホテルには百段階段と豪華絢爛の部屋が幾つもあり、
「和のあかりX百段階段2018」というアート企画展があったのに、
完全に見逃してしまった。(泣)

情弱はつらい。

いつの日か行けたらいいな。

ホテルには泊まれないけど。(^^;


【お七の井戸】


ホテルの案内板によると、八百屋の娘お七は、
恋こがれた寺小姓吉三あいたさに自宅に放火し鈴ヶ森で火刑にされた。

吉三はお七の火刑後僧侶となり、名を西運と改め明王院に入り、
目黒不動と浅草観音の間、往復十里の道を念仏を唱えつつ、
隔夜一万日の行をなし遂げた。

明王院という寺院は現在の目黒雅叙園エントランス付近から、
庭園にかけ明治13年頃まであった。

この明王院境内の井戸で西運が念仏行に出かける前に、
お七の菩提を念じながら、水垢離をとったことから、
「お七の井戸」と言い伝えられている。


さて、行人坂を歩き大圓寺に到着。

車は境内に5台程は停めれるようでした。



所在地:東京都目黒区下目黒1-8-5
宗派:天台宗
御本尊:釈迦如来
創建:寛永年間(1624-1644)
開山:大海
札所:山手七福神


【縁起】
寺伝では寛永元年(1624)出羽湯殿山の修験僧大海法印が、
大日如来を本尊として道場を開いたのが始まりという。

明和9年(1772)、寺より火を発し江戸市中628町に延焼した。
振袖火事、車町火事と並ぶ江戸三大火事の一つになり、
行人坂火事として安永元年と年号も改められた。

幕末になって薩摩藩島津氏の菩提寺として再興された。


【山門】


比較的新しい山門ですね。


【行人坂】


山門前から下りを撮影したもの。

行人坂は江戸市中から目黒不動尊への参詣路であり、
名の由来は大円寺を拠点にする修験道の行者が、
この坂道を往来したことによるそうです。


【目黒川架橋供養勢至菩薩】




山門横に祀られていました。


【本堂】




江戸城裏鬼門にあたる為、
徳川家康公をモデルにされた伝わる大黒天と、
十一面観世音菩薩が祀られていました。

御本尊は本堂に祀られていません。

寛永元年(1624)に再建されたもの。


【薬師如来】




東京には塩を塗られたり、縄で縛られたり、
顏にお化粧されたりする地蔵さんや石仏が多いですが、
こちらには金箔を貼られた薬師如来がいました。(^^

身体の悪い部分に真言を唱えながら金箔を貼ると御利益があるとか。

金箔は500円で売っていましたが、
この貼られ具合を見るとかなりの方々が購入している模様。

商売上手ですね。(笑)


【釈迦堂】


こちらに御本尊の生身釈迦如来が祀られていました。

何故、本堂では無くこちらの釈迦堂に祀られているのは、
旧国宝で現重文である生身釈迦如来を安全に保存する為だと思われます。

釈迦堂はいわば収蔵庫なんでしょうね。


【十三重石塔】



【道祖神】



【阿弥陀堂】


車椅子でも参れるようにバリアフリー化されていました。






阿弥陀三尊像が祀られていました。

阿弥陀如来は半跏の姿らしく、
それはとても珍しいですね。


【西運石碑】


八百屋の娘であるお七が恋い焦がれる吉三に会いたいが為に、
自宅を放火し、その罪で江戸市中を引き回しの上、
処刑場で火刑に処され、相手の吉三は後に僧となり西運と名乗り、
諸国を行脚し、お七を弔ったという。


【鐘楼堂】



【観世音菩薩】



【みがわり地蔵尊】



【六地蔵】



【仏頭】


盧舎那仏でしょうか。

理由は分かりませんが頭部だけ残っていました。


【観音菩薩】



【七福神】



【五百羅漢・石仏群】




お寺の左側には沢山の石仏が祀られていました。

明和9年(1772)江戸市街を焼いた大火があり、
火元が大圓寺であったらしく、焼死した人々を供養する為に、
天明年間(1781-1789)に建立、祀られたそうです。

大火の原因は大圓寺の真秀という僧が放火したらしい。(^^;


【釈迦如来】


面白い顔をしてますよね。

昔のビートたけしを彷彿とさせます。(笑)


【とろけ地蔵】




これも東京の変わった地蔵の一つです。

パッと見、ホラーのように見えるとろけ地蔵は、
海で漁師の網にかかり、その後、大火の高熱により、
このように溶けてしまったそうです。

昔から悩みをとろけさせてくれる御利益があることから、
とろけ地蔵と命名されたとか。


【小坊主】



【地蔵尊】


こちらも個性豊かな顔をされています。(^^


【御朱印】


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