Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

東福寺 光明宝殿(2019年3月16日拝観)

2019年03月31日 | 仏閣


東福寺の三門の次は東福寺の文化財収蔵施設で、
東福寺及び塔頭寺院の文化財を収蔵している光明宝殿へ。

通常は非公開で3月18日まで特別拝観しています。

こちらを拝観する最大の理由は、
運慶作と伝わる金剛力士が安置されているからです。

以前から写真では運慶作は間違い無いと思ってましたが、
実際に目で見て確かめたかったのです。



所在地:京都府京都市東山区本町15-778
宗派:臨済宗東福寺派
創建:昭和56年(1981)


【摩耶紅梅】


遅咲きの梅でピンク色の花びらが美しい。

わざわざ摩耶紅梅を植えてるというのは、
摩耶夫人を偲んでいるからなんだろう。


【甘酒】


御接待であったかい甘酒をいただいた。

冷えた身体に沁み渡る甘酒の温もり。

生き返りましたよ。(^^


【拝観入口】


ここから先は全て撮影不可。

光明宝殿は二つの部屋に別れており、
まず右手に入ると金碧障壁画等の絵画が展示されていました。

拝観者が非常に多く全くゆっくり見る事が出来ないし、
部屋が狭いのであの大きな障壁画を見るには不適格ですね。


【柳松遊禽図】


渡辺了慶筆。

画像はネットで拾ったもの。


【桜梅遊禽図】


渡辺了慶筆。

狩野派は私の専門ですが、
正直、この作品達は余り好きではありません。

3分程の滞在で隣りの部屋へ移動。


【阿弥陀如来】


京都五山第五位であった万寿寺の阿弥陀如来。

重要文化財。

丈六の大きさで最初に見た瞬間、
うぉ!っと驚くこと間違い無し。


【金剛力士】






こちらが万寿寺伝来の運慶作と伝わる金剛力士です。

これは素晴らしい。

高さ約2メートルぐらいの大きさですが、
その筋骨隆々の肉体美と恐ろしい表情の表現力は、
まさに運慶と言ってもいい。

いや、ここで断言しよう。

あれは間違い無く運慶作です。

それと高さ約3.4メートルある二天像が、
左右の隅に安置されています。

こちらは慶派とは全く違った造りですが、
荒々しくまさに金剛力士といった風貌でした。

その他に僧形坐像、地蔵菩薩、傅大士等が安置されていました。

これにて光明宝殿の拝観終了。

障壁画はさておき、
仏像の部屋で過ごした時間は至福の時でした。

あれほどの仏像は常時拝観して、
いつでも拝めるようにして欲しい。


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