Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

崑崙山昆陽寺(2019年2月2日参拝)

2019年03月03日 | 摂津国八十八箇所霊場
尼崎から伊丹市へ移動。

こちらには昆陽寺という古刹がありながら、
今まで参拝していなかったお寺です。

何で参拝していなかったのか自分でも不思議でならない。(^^;

まぁ、そんなことはさておき、
参拝するのが非常に楽しみなお寺です。


所在地:兵庫県伊丹市寺本2-169
宗派:高野山真言宗
御本尊:薬師如来
創建:天平3年(731)
開基:行基菩薩
札所:摂津国八十八箇所霊場、西国薬師四十九霊場、伊丹七福神、川辺西国三十三箇所観音霊場


【縁起】
当寺は聖武天皇の勅願所として行基菩薩によって、
天平5年(733)に建立されました。

古今著聞集には行基菩薩が有馬温泉に行く途中、
発願し建立したとあります。

行基菩薩自ら刻んだという半丈六の本尊薬師如来、
十一面観音、普賢、文殊菩薩像、四天王像などを安置し、
国家安全、五穀豊穣などを祈願しました。

西国街道(国道171号線)に面した交通の要所にあたり、
布施屋を設け、病人、孤独、貧しい人々を救済、社会福祉事業の拠点であった。

以来、行基菩薩の徳を慕う者数多く来集し、次第に隆盛を極め、
天平勝宝6年(754)行基菩薩遷化後も、遺弟光信らが院家を守護してきました。

その後、度々火災の難に遭い、天正7年(1580)織田信長が、
伊丹城主荒木村重を攻略した時、兵火にかかり堂塔伽藍が灰燼に帰した。

その後、復興、明治時代の廃仏稀釈の荒波を乗り越えたが、
平成7年(1995)阪神淡路大震災により数百年の歴史を誇った堂宇も一瞬にして崩壊。

傾きの小さい御堂は起こし、倒れた堂宇は木材や柱を生かし、
震災直後より復元・復興工事に着手。

平成10年(1998)5月に一応の完成を見ました。

山門と観音堂は兵庫県、伊丹市の重要有形文化財に、
開山堂内の二天(持国天、広目天)も文化財の指定を受けています。

開創以降秘仏とされてきた本尊の薬師如来は、
大震災後はお姿を現し、法要時には開帳しています。


【山門】


明暦年間(1655~1658)に建立されたもので、
威風堂々たる山門です。


無料駐車場は境内にあるのですが、
境内に入るルートが分かり難い。

山門前を横切り細い道を右折すれば入れます。

バスは山門前に駐車可です。


【仁王像】





【写真パネル】




二天は開山堂に祀られているそうです。


【境内】


いかにも観音霊場といった広い境内です。


【本堂】


瑠璃殿と呼ばれる本堂です。

法要の時以外は閉まっているようです。

阪神淡路大震災により本堂は崩壊しましたが、
平成9年(1997)に再建されたもの。




本堂の裏手はこんな感じ。


【役行者】





【宝篋印塔】



【石仏】





【行基堂】


開山堂。


【白長神社】





【新四国八十八ヶ所ミニ霊場】






予想以上の大寺院です。

都会でこれだけの規模があるお寺は、
伊丹ではここだけでは無いだろうか。


【鎮守堂】





【行基塚】







【稲荷大明神】





【狛狐】



【石仏】



【観音堂】


兵庫県指定文化財。


【宝篋印塔】



【善光寺式如来】



【弁天堂】



【魚亀群霊供養所】



【宝蔵】



【鐘堂】


寛永元年(1789)建立されたもの。


【法華経一石一字塔】





【御朱印】


御朱印は三体ありますが、
何もリクエストしない場合は西国薬師四十九霊場となります。


昆陽寺は大きなお寺でなかなか良いお寺であったが、
諸堂が全て閉まっていたのはいただけない。

それがとても残念でした。

丈六の御本尊は法要の時に拝仏出来るみたいだけど、
それっていつやねん?(^^;


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